HONDA ワンキーシステムの組み立て
アフリカツインを旅バイクにするために頼んでおいた
HONDA純正のサイドパニアケース。
製造元からの輸送用梱包に不具合があったとかで、
なかなか商品が出荷されなかったのですが、
待つこと3か月、ようやく手元に届きました。
パニアをバイクに取り付けるために
HONDAワンキーシステムというものがあります。
バイクとパニアケースのカギをひとつで済ますことのできる便利な仕組みです。
取りつけは自分で行ってみようということで、
ちょっとやってみました。
作業を始める前に大事なことですが
とにかくこんな細かいパーツをたくさん扱いますので
ピンセットや広いテーブルがあったほうがいいです。
それと、
マスキングテープが便利です。あとでわかります。
で、組み立てですが、
簡単にいえばカギのかたちに合うように
シリンダー内のパーツを組み合わせるだけです。
しかし、これがけっこう面倒です。
根気よく地道にやらないといけません。
シリンダーの外側から6種類あるパーツを入れては
カギのかたちと合わせて確認していきます。
組み合わせが判明するまでにけっこう時間がかかります。
ドリンクでも飲みながらゆっくりやりましょう。
カギとパーツがきれいに組み合わさると、
この写真のようになります。
これは全てのパーツがシリンダーに差し込んである状態です。
この状態を横から見てみましょう。
ご覧のとおり、シリンダーとパーツの頭の面がぴったりそろいます。
カギを入れた状態で少しでもパーツがシリンダー穴から飛び出す場合は不一致です。
ちなみに一番左の飛び出しは、
シリンダーをパニア本体と固定するためのものなので飛び出しているのが正解です。
シリンダーの穴には、スプリングとパーツを入れていくのですが、
このスプリングには用心してください。
小さいです。ほんでもって、たぶん生きてます(笑)
油断するとすぐにぴょんぴょん飛んでいなくなります。
白い床に落ちるとおそらく見つからないと思います。
作業は黒い床でおこなうほうがいいです。
さあ組み立てていきましょう。
まずスプリングをシリンダーの穴に入れていきます。
ピンセットがあるとスムーズに作業が進みます。
スプリングを入れたら、お次は
カギの山型に合ったパーツを入れていきます。
これをシリンダーの反対側からも行います。
反対側の作業をするには、
シリンダーを180度回転させる必要があるので
飛び出し予防にマスキングテープを貼りながら
作業をすすめると便利です。
(↑この写真は撮影しやすいようにカギを入れてますので飛び出してません)
スプリングとパーツを入れ終わってマスキングで固定したら、
カギを差し込んでマスキングテープをはがしましょう。
すると、
最初にお見せしたこの状態が出来上がっているはずです。
シリンダーの組み立てが完成したらグリスを塗りつけて、
パニア側のシリンダー受け穴に差し込みます。
ちょっと考えて差し込まないと上手く入りませんよ。
受け穴の構造をよく見てから、試してみてくださいね。
さすが純正、よくできてるなと思いました。
うまく入れることができると
こんな感じに収まります。
できあがるとすごく気持ちいいですね。
グリスを馴染ませたいので何度かガチャガチャ回しておきました。
アフリカツインのサイドパニア装着完了です。
これで旅仕様のフルパニアになりました。