足裏の米粒
実は知ってることなのに、
わざと光をあてないようにして
なんとなく知らないふりをすることがある。
しがらみを嫌っていろいろ整理したつもりでも、
気が付けば、自分からしがらみの中に飛び込んでいる。
でもって、そういうときは決まって誰かに放り込まれたかのような気になっている。
さらに、そういうときは同じことばかり言うている。
恥ずかしくなる。
自分ばかりがしんどいんじゃあない。
みんなが同じようにしんどい。
しんどいときは下を向く。
しんどさを感じる時間は、根を張るように這いつくばって、
広がりを持つことが大切だと教えてくれている。
空は見上げるためにある。
見上げたいなら、根を張って備えるしかない。
備えることは耐えること。
耐えることが広がりが生む。
広くて寛容な心を持ちたい。
持てたところで、何の役にも立たないかもしれないけどね。