おひさしぶりです

お休みしている間にコロナ禍も終わりましたね。

とにかく異様な3年間でした。

つまらん世の中になったもんです。

 

この間、時間ばかり過ぎていって

なにしてたんだろうと思い返してみると

これまた、つまらんことばかりしてました。

まずは山にこもって

でかい灰皿を作り

その灰皿に合うサイズの

葉巻を焚いてみました。

せっかくなので立派な葉巻を

立てて遊んで木馬を作り、

そんな木馬に座って

気持ちいい風に吹かれていると、

ねえねえ、

この子は首長竜になりたがっているんじゃないの?と、

木霊が教えてくれたので

それならと足腰を頑丈にしてみたところ、

なんか良い具合に決まったので、

もうせっかくだから

竜の背中に鱗を生やしてやると、

あっという間に

沢に木橋がかかってしまいました。

 

安心してください。

 

森は何も変わっていません。

 

騒いでいたのは人間だけです。

 

ということで、

近況報告を終わります。

 

みなさま、ご無事ですか。

2019GW連休のバイク旅#5

2019年4月30日(火)

青森県深浦町八森山町民の森公園で夜を明かし、

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朝日が昇る頃、朝食の準備をしていました。

昨夜の買い出しの残りを食べましたが、

さすがに朝から鶏の唐揚げは重かった。

そういえばスーパーの総菜コーナーには

鶏からがたくさん置いてあったのを思い出しました。

青森県は鶏から好きな方が多いのかな。

 

GW連休のキャンプサイトのはずなんですが、

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こんな感じでほぼ貸し切りでした。

なんでこんな自撮りしたんでしょうね。

よく覚えませんが、このぼっち感を撮りたかったのかな。

この日は9時出発予定。

前日の到着が遅れて事務所で使用料を収めることができなかったので、

事務所の開店を待ち、支払いを済ませてからの出発でした。

事務所のおばさん、優しく温かい人柄の方でした。

濃いめの津軽弁に触れて、気持ちがほわほわっとしたのを覚えてます。

この日は午後から雨予報。

ここまでの旅は降られることがなかったのですが、

西から近づく雨雲に追いつかれそうな気配です。

 

ゆっくり出発して最初に訪れたのは、

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深浦町北金ヶ沢の有名な巨樹。垂乳根の大イチョウです。

日本一大きいイチョウで樹齢1000年以上だとか。

 

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垂乳根の由来は見ればわかります。

垂れ下がって見えるのは、気根と呼ばれる根の一部です。

 

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見えずらいのですが、気根の奥にお地蔵様が安置されていました。

ちなみにイチョウを保護するため、根元近くに立ち入ることはできません。

周囲を柵で囲ってあります。その広さぶんだけ根が広がっているのでしょう。

近くで見ると、見上げるほどの大きさに圧倒されます。

 

イチョウ見物を終えてバイクに戻ろうとすると、

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雪をかぶった岩木山を背景にして佇むアフリカツイン。

旅っぽい風景にじわっと感動しました。

岩木山方面には、重たく湿った色の雲が見えていて

雨が近いなと感じ始めました。

この日の目的地は下北半島の突端、大間の本州最北端の地。

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先を急ぎましょう。

花見の名所、弘前城の桜を見たいと思っていましたが、

出発が遅かったのもあって、やむなく津軽平野を突っ切ることにしました。

津軽自動車道E64に乗り、青森市まで一気に進みます。

五所川原から乗った津軽自動車道の両脇には、大きな田んぼが広がります。

田園地帯を抜けると、次は両脇にリンゴの木が植わった畑を眺めます。

天気のいい日に走ると、きれいに見えるのだろうな。

 

青森自動車道E4で青森市を通過したところで次の課題です。

下北半島方面の付け根、野辺地に向かうために

国道4号沿い陸奥湾方面を回るか、みちのく有料道路で山を抜けていくか、

Google先生によると後者を選べとの結果が出たので、それに従います。

青森からみちのく有料道に向かうと、どんどん気温が下がります。

そりゃそうです。山に向かってますからね。道脇には残雪がありました。

料金所が近づき、ETC使えるのかと思ったらどうやらダメみたい。

料金所はけっこう混んでる様子。

車線から一旦出て、現金払いの支度をしてから再び車線に戻ります。

 

みちのく有料道を走り出すと、とにかく寒い。。

道端には残雪と少し芽の出たフキノトウが見えました。

ここの気候はまだ春前なんだとわかりました。山口県だと3月初旬頃の気候です。

本州の端同士で季節の進み方は2か月も違うのね。

上りはガタガタブルブルでしたが、

峠を越えると湿気を帯びた温かい気温が帰ってきます。

それでも気温表示は12℃くらいでした。

 

みちのく有料道を下りて野辺地に着くと、

ここからは下北半島縦貫道を使います。

むつ市までは一本道なので迷うことはありませんでした。

むつ市に来たら、そう、恐山です。

道路標識の案内を見ても、恐山方面へ誘導するものがほとんどなので

それに従ってみました。

けっこうな山道を上って辿り着いた霊場恐山。

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気温のせいなのか、霊場だからなのか、定かではないですけど、

ここがまた寒い。

霊感ないのが幸いでしたね。

 

ここに来て初めて知りましたが

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恐山は火山なのですね。そこら中で硫黄ガスの匂いがします。

山頂にはでかい湖があり宇曽利山湖といいます。

ここは火山活動でできたカルデラ湖だそうです。

湖のほとりには恐山菩提寺があります。

恐山菩提寺の境内を歩いて回りましたが、下界とは空気感の違う場所。

あの世を題材にしたテーマパークとでもいうのか、

賽の河原はこんな場所なのかなと思わせるような景色が広がっていました。

あの世を見るような景色を楽しみたかったのですが、

ええころ寒かったのと、ぽつぽつ雨を感じるようになったので

下山を開始しました。ちょうど12時ころでした。

 

大間を目指して、むつはまなすラインを進むと

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さくらのトンネルがずーーーっと続きます。

何キロくらい続いたのかな。長かったのを覚えてます。

こんな景色が続くと、渋滞でも起きそうなものだけど

生活道路なんでしょうか皆さん徐行することなく、すいすい進みます。

弘前城をパスしてきたことを後悔してたけど、

そんな思いはどっか行っちゃいました。

人混みで眺める桜より、バイクで走り抜ける桜のトンネルがいいに決まってるじゃん。

桜のトンネルを抜けると、海岸沿いの狭い道を抜けていきます。

それにしても大間って遠いのね。

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大間についたのはいいけど、疲れてたんでしょうね。

石標がある場所まで辿り着くのに迷いました。

端っこ旅あるあるですが、

だいたいの場合、地の果てには何もないです。

周りにあったのは、おみやげ店と観光客相手の食堂くらいでした。

印象的だったのは、川畑商店というお店だったかな、

店先にほら貝やら何やら面白いものがたくさん置いてありました。

何が売り物なのかよくわからない雑多な感じ、カオス風味満載でよかったです。

天気いいとぐるっと海に囲まれて美しい場所なんだろうな。

大間崎にはテントサイトがあって、そこで一泊しようかなとも思いましたが、

雨が来そうだし、ここまで二晩キャンプしたので、

今日は宿で休みたくて、むつ市内に戻ることにしました。

 

市内に戻る道中、風間浦村の途中から雨に打たれました。

海岸沿いなので遠慮なくざーざー来ます。

申し分ないくらいびしょ濡れになって市内に戻りました。

雨のときに思うことはひとつ、とにかく屋根の下に行きたい。

すると、ちょうどよくガソリンスタンドを発見。

給油してから、屋根の下で雨をしのぎ、近くの宿を検索します。

17時過ぎてたので、もうビジホなんて贅沢は言いません。

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何でもいいからとにかく近くの宿を探します。

すると、GSから500mくらいの場所に民宿を発見しました。

連絡してみると、女将さんが「食事はつかないですけど素泊まりなら大丈夫です」と。

ぐっしょり濡れて心身ともに冷えてましたが、女将さんの声に救われました。

向かいのコンビニで買い物を済ませて、宿に直行です。

 

バイクから荷物を降ろして、ガッサガッサと歩いて玄関を入ると、

玄関は二重扉、そして室内はストーブが炊いてある。ああ涙出そう。

びしょ濡れのジャケットで入るのが申し訳なかったのですが、

女将さんが温かく出迎えてくださり、タオルと温かいお茶を用意してくださいました。

旅先で触れる優しさほどありがたいものはない。

宿帳を書きながら気さくな女将さんは、

「うちは地元のお客さんがほとんどでね。現場仕事の常連さんがよく使ってくれるの。バイクのお客さんもたまに来られるけど、うちみたいな宿には珍しいの。」と教えてくださいました。

どこから来たのか、何見て来たのか、ここまでの旅の話をお伝えすると、

「まあ、ずいぶん遠くから。山口の方と話すのは初めてだね。」と驚かれていました。

旅ってこういう出会いの連続です。

旅先でバイカーが集う場所に行くのも楽しいけど、

地元に入り込んでみるのもいいものです。

こじんまりした部屋に案内されると、

清潔でしわの無いベッドが目に入りました。

三日ぶりのベッドです。

ベッドで寝られることがこんなに嬉しいと感じるとは思いませんでした。

そのあとは、冷えた身体を温めに

大きな共同風呂に浸かりに行きました。

身体をさっさと洗って、あたたかい湯船にどぶんと飛び込みました。

ふ~~、極楽です。ぬくぬく最高。

湯船からなかなか出られない...。身体が芯まで冷えてたのがわかります。

あのまま濡れて走ってたら、間違いなく風邪ひくところでした。

見つけてよかった、地元の民宿。

 

風呂から上がると、コンビニで買っておいた焼き鳥とチューハイをぐびっとやります。

酔いたかったのでしょう。チューハイ2本をあっという間に飲み干しました。

風呂上がりにこんな勢いで飲むから、すぐにくらくらしちゃって、

そのままベッドに倒れました。

夜中に目が覚めることもなく、その日はぐっすり眠りました。

雨にやられたバイク旅4日目、そして平成最後の日は

こんな感じで終わりました。

 

 

#6につづく

2019GW連休のバイク旅#4

やっと#4、旅の3日目です。

ここらあたりから写真も増えてきます。

前の2日間がひたすら移動していたのがわかります。

とはいえ3日目も

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これだけ移動するのだけどね。

 

2019年4月29日(月)

昨夜はこの旅はじめてのキャンプ泊。

新潟県岩船群関川村の鷹の巣キャンプ場で休みました。

目覚めたのは5時ごろでした。

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朝飯は移動先で済ますことにして、

さっさと荷物をまとめて出発します。

ログを見ると出発は6:35でした。

長距離移動の旅としては、ちょっと遅めですね。

 

キャンプ場を出発して走り出すと

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背後に見えたのは、飯豊山方面か?

方角からするとそのようです。

思わずバイクを降りて写真におさめました。

4月末ぐらいだと2000m超えの山々は雪かぶりですね。

ただ美しい。

バイクをUターンさせて土手に上がったので進行方向は逆です。

これから北上する旅のはじまりを応援してくれているような景色です。

 

まずは新潟県村上市の村上瀬波温泉ICから日本海東北自動車道E7に上がります。

が、日本海東北自動車道E7はまだ建設中、三面川を渡って朝日まほろばICで終点です。

そこからは下道を走って村上市勝木川まで出て、

日本海を左手に眺めながらの海沿い旅です。

それにしても新潟県は長いなあ。

 

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山形県鶴岡市に入ったのが8時を過ぎ。

1時間半も走らないと出られないとは思いませんでした。

やっとたどり着いた

道の駅あつみ「しゃりん」 で休憩と栄養補給です。

東北に向かう道中は快晴です。

青い海と空を眺めながら、気持ちよく海岸沿いを流します。

こういうとき、心の底からバイク旅の良さを感じます。

海沿いを流しながら、堅苔沢という場所を過ぎたあたりで

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正面に鳥海山が姿を現します。

やべ~。あそこ行こう。決定です。

さあ、先を急ぐことになったので

鶴岡西ICから再度、日本海東北自動車道E7に上がって距離を稼ぎます。

いよいよ高速に上がると

庄内平野を右に眺めながら、もうこりゃぶっ飛ばします。

それにしても、庄内平野のデカさよ~~!

庄内平野を眺めながら背後に見えるのは、雪をかぶった月山。

こっちもすごい迫力の山~~!

この山はいずれ登りに行きます。必ず。

走行中だったんで写真は撮ってないんですけどね、

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wikiから拝借したイメージです)

肉眼で見た月山は、山上の残雪が日光を跳ね返すように白く輝いていて、

これほど美しい山はないと思いました。

あの迫ってくるような山体の塊感は、震えがくるほどきれいでした。

後ろ髪をひかれるように、月山が後方に流れていきながら、

前方には新たな山系が見え始めます。鳥海山

なんだここは。お山の満腹エリアだな。

山並みを見に来るだけでも東北を旅をする価値がある。

そう思わせる風景ばかりです。

 

庄内平野最上川を渡って酒田市を過ぎると

いよいよ鳥海山の麓です。

大平山荘、鳥海山鉾立展望台まで駆け上がり、

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うぇ~~~い!を抑えながらの自撮りです。

ここまで上がってくる間、うねうねと九十九折りが続きますが、

バイクで来てよかったと思わせてくれるカーブの連続です。

やりすぎには注意しましょう。

あたり一面雪だらけ。山上を見ると、駐車場からスキーを持って上がって

バックカントリーのような遊びをしている方もおられました。

よう徒歩であんなところまで上っていく…。

で、このあと方々にこの自撮り旅自慢写真がばらまかれたのは言うまでもありません。

 

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しばし、展望所から日本海を眺めて心を休めます。

 

 

 

 

日差しがあっても、じっとしてるとやっぱり寒いので、

滞在時間はそれなりにして下山します。

山形県酒田市側から上り、秋田県にかほ市側に下ります。

こちらの下りも楽しい。

山裾の耕作地を縫って走りながら、

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道の駅象潟「ねむの丘」 付近まで走って、給油と休憩です。

ここに来るまで象潟を「きさかた」と読むことを知りませんでした。

ヘルメットの中で、ぞうがた、ぞうがたと呼んでました。すみません(笑)

象潟で食事して13時くらい。

さあ、次はどこを目指しましょうか。

例により自分会議開始。

結果、秋田まで来たのなら男鹿半島へ。

はい。脳内議長のお言葉に従います。

 

仁賀保ICから日本海東北自動車道E7に上がり、

途中から秋田自動車道も使って、昭和男鹿半島ICまで移動します。

由利本荘市秋田市も見たかったけど、時間の都合で飛ばします。

飛ばしすぎて、男鹿半島名物の巨大なまはげモニュメントもパスしました。

あれは写真撮っておけばよかったなあ。

男鹿半島と言えば、

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寒風山山頂の展望台です。

この上の展望台駐車場はビックリするくらいの混雑でした。

駐車場に入る手前で渋滞、けっこうな斜度の場所で坂道発進を繰り返します。

満載のアフリカツインみたいな巨体で坂道発進は、かなり気を使うのよね。

駐車場に入ると、バイクゾーンに誘導され、トライアンフデイトナだったか

広島ナンバーの兄さんの隣に停めました。

秋田まで来て、広島ナンバーと出会うと、さすがにお互い話さずにはいられませんな。

双方ここまでの旅を語ります。おもしろいよね。

職業を聞いたら、おそらく話すことはないだろう職種の方でした。

バイクが間にあったからこそ、できる関係です。

クルマで来たんじゃこれは起こらないです。

めんどくさい乗り物で、めんどくさい旅をしている仲だからできる話ってある。

兄さんは男鹿半島のキャンプ場でこのまま泊まるので、これから買い出しとのこと。

互いの無事と安全を祈ってお別れしました。

 

展望台から

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男鹿半島とその付け根の八郎潟を眺めました。右が日本海、海岸沿いに秋田市を望み、その奥にはさっきまでいた鳥海山がうっすら見えてました。

左に見えるのは干拓地。八郎潟を埋め立ててできた大潟村

写真じゃ見えないのですが、振り返ってもまだ続く秋田県

 

脳内会議議長によると、今日は青森県まで入り込むということだったので、

今日の宿泊地を探して、電話をしてみました。

今日も野営です。

青森県深浦町八森山町民の森公園を今日のゴールとします。

 

能代市から北上しながら気づいたこと。

それまで山の緑が若葉色だったのが、

青森を境にするあたりから芽吹き前の状態になっていました。

春になった場所から、これから春になる場所へ移ってきたのがわかりました。

深浦町に入ってからは、のんびりとした海岸沿いの道をゆったり走ります。

道行くクルマは全部が青森ナンバーです。

本州の西の端から、北の端にやってきたよ~。

ひとりで感動しちゃって、わーわー言いながら走っていました。

 

左に日本海を眺めながら、今日のゴールを目指して走り続けます。

そういえば右の山側は白神山地があるのだなとか思いながら走りましたが、

先を急ぐことに気を取られてたので、よく見てなかったな。

青森の深浦町日本海側は岩のごつごつした洗濯板みたいな海岸が多い。

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写真奥に見えるのは、津軽半島です。

 

なんとか17時過ぎに目的地に到着したのですが、

管理棟は閉じちゃったみたいで、

会計は翌朝8時以降に来てくださいだって。

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とりあえず、あいてるとこどこでテント張ってもいいとのことで、

ええ、ここのどこでもテント張っていいんですって。

4月末、ちょうど青森の桜は見頃ですね。

桜の下で今日は花見キャンプです。

 

深浦の街に買い出しに出てみたところ、

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こんな夕陽に出会ってしまいました。

泣けたのよね。

 

夕方のスーパーで、お惣菜を見てたら

地元の方の津軽弁が聞こえてきて、

何気ない地元の方の会話だけど。

子育てとか、住民同士の世間話なんだけど、

どこにでもある会話を聞きながら、

旅人の自分が何者でもないことが強く意識されて、

旅愁あふれる買い出しになってしまって…。

この夜はなぜか酒がすすんだなあ。

 

この夜は、テントの外でいろんな動物の声や足音が聞こえました。

狐、鹿、たぶん猿も来てたと思います。

気配がたくさんある夜、寂しくはなかったな。

 

つづきは#5へ

 

 

2019GW連休のバイク旅#3

いつになったら#3書くのさ?と思っていらっしゃいますか。

すみません。気まぐれなもので...。

 

というわけで、

2019年4月28日のつづきから。

 

福井県敦賀市を6時に出発しました。

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福井の海沿いを走る国道305号 通称 漁火街道を北上して

越前岬、東尋坊を目指します。

越前岬を目指したのはいいけど、

早朝の海沿いだから、やたらに寒い。冷えは指先から来るので、

グリップヒーターをマックスにして走ります。

 

越前海岸を走りますが、

ゴールデンウイークとはいえ田舎の早朝ですからね、

交通量なんて大したことありません。

1時間と走らないうちに、あっという間に越前岬に到着です。

ただね、天気はそんなによくなかったし、

じっとしてるとうすら寒いし、

美味しそうなものもなさそうだし、

なにより、景色見るより走ってたいし…

ということで、越前岬は飛ばしました。

しばらく走っていると、

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鉾島園地という景勝地に出会いました。

柱状節理でできた岩場です。

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もとい釣り場です。

何が釣れるんでしょうね。

よう聞けませんでしたけど、

ばっしゃんばっしゃん波がくる岩場で、

朝早くから釣り人は満喫しておられました。

釣り人を眺めながら休憩して、園地のトイレをお借りして、

ここで7:30くらいでしたね。

お腹が空いてきましたが、この時間で開いてるお店はまだないわけで

先を目指します。

 

どうせ柱状節理を見るならということで、

やってきました東尋坊です。

8:00ごろですね。

朝早くから、観光客は訪れてます。

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このくらいから晴れてきました。

 

高い場所から海を覗き込もうと思って

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崖の先まで行って眺めてみましたけど、

いやいや、素直に怖いです。

2時間ドラマでよく出てくる感じの風景ですけど、

この高さには目がくらむ。脚もすくむ。思わずしゃがみ込む…。

こんな場所で演技できる俳優さんたちって度胸あるのね。

 

せっかく来たのだから、

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遊覧船に乗ってみました。

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ざぶざぶと沖へ出て

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どでかい柱状節理を海側から眺めます。

迫力ありますわ。

それより、波に揺られてちょっと酔いました。

空腹で乗っちゃだめでした。

船頭さんの話がよくできてて、おもしろかったんですけど、

うっすらゲロッパ気分だったので、話半分でしか聞いてませんでした。

ごめんなさい。

見るの価値ある景勝地ですよ。

 

 

東尋坊観光を終えたのが9時前でしたかね。

お土産店の中で、何か食べようと思って歩き回りまして、

口当たりのいいものを食べたくて選んだのは、バニラミルクのソフトクリームでした。

イカ焼きとか、サザエのつぼ焼きとかありましたけどね、

バイクで出かけると、ほんとに旅先グルメに興味がなくなるんですよ。

とにかく走ってたい。

駐車場も本気で込み始めたので、ぼちぼちの出発となりました。

 

 

 この日の目的地は、

とりあえず新潟まで行こうくらいの感じでした。

この時はまだ、新潟の長さを知らない幸せな気分でいられたTちゃんでした...。

東尋坊のある福井県坂井市から新潟方面を目指すことにして、

ルート検索をしてみると、

Googleさんは坂井丘陵フルーツラインを推してきます。

福井県坂井市あわら市をつなぐ道を走り、金津ICから北陸自動車道E8に入るように勧められたので、これを素直に受け入れました。

走り出してみると、お勧めされた理由はすぐわかりました。

どえらいまっすぐな道です。緩やかな丘陵地帯をアップダウンする道。

スピード出したくなります…。できる範囲で我慢しました。

 

10時頃、金津ICに到着し北陸道E8に乗ると上下線とも混んでいます。

さすが超大型連休。

高速区間に入ってからは、ちょいと自分のスイッチを切って走ります。

目指すは新潟。

で、新潟のどこよ?え~っと、え~~っと。え~~~っと、

脳内エンドレスループを楽しみながら距離を稼ぎます。

 

単調な道が続きますし、交通量も多いので、油断をすると眠くなるので、

混んでる間は一時間ごとに休憩を入れます。

こんなときは景色が救いです。

石川県に入ると、雪をかぶった白山山系が見え始めました。

山は美しいです。

 

石川の千里浜なぎさドライブウェイに寄ってみようかと思いましたが、

金沢手前くらいからの渋滞がきつく、下りるのも大変そうだったのでスルー...。

また来るよ、石川県。先を急ぐのでね。

 

で、あっという間に富山県に突入しました。

給油と休憩のために富山県小矢部川SAに立ち寄り、

名物の鱒ずしを食べました。

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鱒ずしを食べながら、景色も眺めます。

遠くに見える北アルプス

この景色が見えてくると、モチベーションが上がってくる~。

北陸道沿いにみる北アルプスの山々は見ごたえがあります。

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こちらは小矢部川SAからもう少し進んだ流杉PAからの景色です。

右側にこのような北アルプスを眺めながら走る北陸道は気分よく、

ライディングに退屈しません。

山にみとれないように、わき見運転注意です。

北陸に住む方は、こんな景色が日常なんですよね。

高山の少ない地域に住む者からは羨ましい限りです。

 

どんどこ進みながら13時を過ぎたあたりで、

ぼちぼち今日の宿泊地を決めないといけない不安にかられたので

入善PAで休憩しながら、今夜の居場所を探します。

今宵は新潟のどこよ問題を解決するための自分会議。

結果、

鷹の巣キャンプ場 関川村自然環境管理公社 に決定しました。

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自分会議の開催地は赤○

自分会議で決まった目的地は青○

会議の終了時刻は14時前、残す距離ざっと260km

キャンプ場管理の方に「17時に着きます。」と連絡したあと気づいてしまったのは、

これからどのくらいの平均速度で走ればいいのか?ということ。

3時間で260km...。ぶっ通しで走ったとして、平均86km/h...?

はい、こりゃ遅れますね。

ワンタンクでギリ行けるか?いや、現地は山に入る感じ。

危ないので、どこかで給油もいるでしょう。

先を急ぎましょう!

 

新潟に入ったものの上越を過ぎて柏崎までのトンネル銀座は

なかなかしびれますよ。

トンネル内でトラックを追い抜こうとすると、風に吸い寄せられるのが

怖いのなんのってね。

ゆっくり追い越しはバイクごと揺られて危ない。

行く時は一気に行くのが大事です。

 

柏崎を過ぎて、平野地帯に入ると安心したのもつかの間、

まだまだ距離は残ってる。

休みは入れずに、時間との追いかけっこに集中します。

北陸自動車道E8から日本海東北自動車道E7経由で

新潟市内に入り、阿賀野川を渡ったあたりで、給油ランプが点滅。

これはまずい。

急遽GSを探して、豊栄SAのスマートICから市内に出ました。

Google先生に案内してもらいながら、市街地を走り新潟市北区で無事に給油完了。

ここで時刻は、16:58ですと。

あらま。4月末だから日は長いですけども、もうリミット2分前とは。

もう一度、キャンプ場に連絡を入れて「遅れます。」とお詫び。

「だいじょうぶよ~。」と温かいお返事。ありがとうございます。

残りは約50km さあ、先を急ぎます。

 

結局、現地には18:00着 

1時間遅れで到着しましたが、

かなり山に入った場所にある鷹の巣キャンプ場。

キャンプサイトに行くのに、バイクでは入れず

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川に渡してあるつり橋を徒歩で渡ります。

8時間530kmを走ったあとに、道具を持って歩くのは、けっこうきつかったですが

管理人さんに案内していただいたキャンプサイト

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とても雰囲気のいい場所でした。

管理人さん、私の到着が遅くならないか、心配していただいたようで、

橋の渡口まで迎えに出てきていただき、リアカーで荷物を運んでくださいました。

口数は多くない方でしたが、やさしい新潟弁を話される初老の男性でした。

旅先でやさしくしてもらうのは、ほんとうに気持ちを癒してもらえます。

 

案内されたテント場はかなり広くて、下は落葉と苔でふかふか。

ありがたい。施設はよく整備されてます。

キャンプ初日、とてもいい感じの夜になりそうです。

周囲は、バーベキューを楽しむ家族連れ、若い人たちで賑やか。

ほどよい密度の人と音のおかげで動物も来なさそう。ひと安心です。

 

テントを張ってから、買い出しと風呂に行こうと出かけるころは真っ暗でした。

お風呂は近くで見つけた

桂の関温泉「ゆ〜む」 関川村自然環境管理公社 に向かいました。

営団体はキャンプ場と同じみたいです。

越後関川温泉郷のひとつ。

くたびれて冷えた身体に温泉が染みます。

旅はこれだからやめられねえ。

 

温泉で疲れを癒してから、

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地元の酒屋で手に入れたカップ酒でこの日を締めました。

晩飯は、酒屋のつまみと、温泉施設で買ったお惣菜です。

とにかく酒が染みる。

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この日は福井県敦賀市から新潟県関川村までの530kmを移動しました。

山形県との県境近くまでやってきました。

磐梯朝日国立公園のすぐ近く。いい山がたくさんある地域。

このときは気づいてなかったなあ。

明日は、日本海沿いに北上して山形県秋田県を目指すことだけ決めて寝ます。

 


つづきは#4へ
 





 

 

 

2019GW連休のバイク旅#2

2019年4月27日(土)のつづきから

 

東を目指して移動を開始したバイク旅の一日目。

距離を稼ぐために中国道E2Aに乗って行けるとこまで行く作戦。

どこまで行くのか、どうやって夜を越すのか、まったく考えずにスタートしました。

あとから考えてみると、この曖昧な目標設定が

この日のメンタルに反映されたようでした。

中国道を東へ走り出したまでは良かったのですが、

戸河内ICあたりを過ぎてから徐々に風が強くなりました。

前日に低気圧が東へ抜けたあと、西高東低の気圧配置になったと

ニュースで聞いていたのが思い出されました。

中国地方は気圧の狭間にあるようで、乾いた冷たい風が北から吹き込みます。

高速を走っているときに、強い横風が吹き込むので

荷物満載のバイクが煽られてハンドルが持っていかれそうになります。

車線を飛び越えるかと思うような横風にビビりました。

本格的に荷物を積んで長距離の旅に出たのはこれが初めてでしたから、

速度を控えめにしてみたところ、全然距離が稼げない...。

風に煽られると、体力も消耗していくもんで、

最初の給油と休憩を兼ねて大佐SAで止まりました。

岡山に入って新見を過ぎてからすぐのサービスエリア。

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出発してから約300kmほど。

ガソリンタンクめいっぱい満タンから給油ランプが点滅するまで走ったので

まあだいたいこのくらいか。

アフリカツインのタンク18L、平均燃費21km/L程度なら

航続距離350kmまで行けそうだけど、

現実的な給油のタイミングは300kmが妥当でしょう。

 

まだ県境をふたつ越えただけなのに、

強い風のせいで、かなり気持ちが折れていることに気づく…。

焦ってもしかたないじゃんということで、

熱々のコーヒーを飲みました。冷えた身体にこれがよく効いたのよね。

あんまり冷えたので、バイクジャケット下に

ダウンベストを着こみました。

防風、保温装備を整えて、さあ出発と思っていたら、

2年ほど会っていない元後輩から、久しぶりに電話がかかってきました。

(このタイミングか~。戻り始めたやる気が…。)

「今何してるんですか?」と。

「いま岡山県新見市あたりにおる。東北目指して旅に出たところなんよ。」

(言葉にしてみたら、なんか急に旅に出た実感湧いてきた~。)

「ええ?ひとり旅ですか?」

(驚かれると、なんか気持ちいいぞ。)

そうそう、バイクでひとり旅。連休全部使って旅する予定なんよ。

(風に心折られて、さっそく弱気が爆発したところじゃけどの。)

「そうなんですね。昨日まで雨だったから、大変ですね。私、いま福岡なんですよ。」

「そっちも出かけてるの?」

「いえいえ、福岡で暮らしはじめてですね...。」

(あれ、パートナーはこっちにおらんかったっけ?)

「そ、そうなん?知らんかった。」

「そうですよね、引っ越したのお伝えしてませんでしたもんね~。」

「......。」

(あ、これ、聞いてはいけないやつか?いや、最初に言い出したのは俺じゃないし)

「なんかそんなわけで、急に連絡とってみたくなったんですけど...。」

(どうする?この空気どうすればいいの?)

「そうなんか~、なんかすまんね~。おれ、北に呼ばれてる最中でね~」

(そう、オレは旅人。バイクが行きたいっていうから、と身を委ねている体で)

「わかりました。すみません~。急に。また連絡しますね~。」

「あ、うん。わかった。こっちこそごめん。連絡ありがとね~。」

なんだろうこの気分は。

曇りしかない世界に取り残されたような、薄らさびしい気持ち。

 

人生っていろいろな岐路があります。

元後輩の人生になんらか変化があったようではあるけど、

そっちはそっちでがんばれ。

私もこれから風と戦う旅が待っているのだ。まだ初日だけど。

 

気を取り直して、エンジンスタートして

走り始めると、さっきよりは幾分、風は弱まったのかな。

それとも、風に慣れたのか?防風対策が効いて、冷えが弱まったのもあるか。

休憩前よりペースがよくなった。

中国道E2Aを東進し続け、兵庫に入ったところで

この旅の最初の分岐がやってきました。

東北を目指すのに、どちらから回るかという問題です。

天気予報を見るに、西から雨雲に追いかけられる展開になりそうなので

晴れているうちにきれいな日本海を見ながら旅したい。

そんな気持ちになったので、

中国道E2Aには兵庫県で別れを告げて、吉川JCTから舞鶴若狭自動車道E27に入ります。

ここからは、兵庫の丹波篠山、京都の福知山を通り過ぎ、若狭湾を目指します。

吉川JCTから北に進路をとると、それまでの横風が正面からの風に変わりました。

風向きが変わると、それまでが嘘のようにバイクの挙動が安定しました。

丹波篠山を過ぎたあたりで午後1時くらいです。今日は走れてあと4時間。

その間に、今日の目的地を決めて、どうやって夜を越すかも考えないといけません。

いきあたりばったりの旅、初日は風にやられてヘロヘロです。

おまけに弱気になってますから、どこかで宿をとって、このあとのプランをじっくり考えたいと思いました。

 

さて、今日の宿はどうしようかと考えながら前進し始めると、

これまた不安になってくるのが、ガソリン残量です。

どこまでどのくらい走るのかを定めてないと、ガス欠が怖くてしかたない。

タンクマークは5目盛り中の3は残っていたのですが、

思わず給油と休憩したくなりました。

舞鶴若狭自動車道E27の

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西紀SAでストップして作戦を練ります。

給油10L ペースアップしたので平均燃費は20km/L程度

前の給油から約200kmだから、燃費表示はほぼ正確です。

 

時刻は午後1時半、ここで考えた結果、

今日の現実的な目的地は福井県敦賀市あたりが妥当と判断しました。

これから夕刻に向けて距離を稼ぐよりも、今日は早く休んで今後のプランを練ったほうがいい。

 

宿を検索して、敦賀市内のビジネスホテルに予約完了。

安いビジホを探したけど、さすがの超大型連休価格9,000円近い割高な値段。わお。

西紀SAから敦賀まで約140km

給油して、検索して、宿予約して、休憩を済ませたら午後2時を過ぎたくらい。

順調にいけば2時間の距離ですが、

舞鶴から先はまた東進することになるので、きつい横風になりそう。

余裕をみて2時間半といったところかな。

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目的地を決めたところで再スタートしたのですが、

ここからがまた泣きの入る区間でした。

舞鶴まではいい天気で快走できたものの、日本海の気まぐれな天気に翻弄され

小浜のあたりから強い横風とともに、横なぐりの冷たい雨が吹き付けます。

舞鶴若狭自動車道は、かなり標高の高いところを走る区間もあって

風に雨にと煽られながら走ることになりました。

雨の横風、おまけに高架の上を走るのはかなり怖かった。

強めの雨でバイザーの雨粒が切れず、視界が悪い上に夕方が近づいてくる。

最悪のコンディション…。

三方湖のあたりで下道に下りようかと思ったのですが、

さらに時間がかかるのもイヤだったので、そのまま高速で敦賀まで走り抜けることにしました。

敦賀市内に下りる近道なら若狭美浜ICで下りればよかったものの、なんせ初めて来るもんだから一つ先の敦賀ICまで行きますよね~。

さらに山の中で雨の高速を走ってから、敦賀JCTまでは結構な下りでした。

やたらに恐ろしい思いをして、やっと敦賀市内に到着。

市内に入るとなぜか雨は止んでいる...。

どうやら、初旅の洗礼を受けたらしい。

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もう、体が冷え切っていたのでとりあえずは敦賀ICをおりてすぐの

敦賀きらめき温泉リラ・ポート(現在は休業中らしい)で体を温めました。

その後、薄暗くなり始めたころ宿へ到着。

予約が遅かったので、夕食はなし。

宿の近くに繁華街もない様子だったので、仕方なく近所のコンビニ(徒歩10分)まで買い出しに行くことにしました。

見るものすべてに「福井」「敦賀」と書いてある。当たり前ですね。

トヨタカローラ福井 福井トヨタ敦賀 ソフトバンク敦賀 カメラのキタムラ敦賀

ところ違えど、見慣れた企業名はあるのね。

福井県の夜は山口県と同じように暗い。田舎はどこも変わらない。

とはいえ、山口から600kmも離れた夜の福井県敦賀市を歩くと、

自分が異邦人のような気がしました。

ここ、旅が始まってるぜ感だなとか思ってたけど、

コンビニで働く人や、地元の人が話すの聞いてみると、そこまで異質な感じがしない。

むしろ、まだ親しみがある雰囲気。

なんだ、そんなに遠くまで来たわけじゃないなと勝手に興覚めしてしまいました。

どうせなら、居酒屋でも探そうかと思ったけど、疲れた体が「うん」と言わないので、

福井敦賀の地元めしを探すこともしないで、この夜はコンビニ弁当とビールで終了。

味気ない。でも、いいのだ。旅に出てうまいものに出会えることは少ない。

とか思いつつホテルの食堂から、うまそうなカレーの匂いがしてなんだか悔しい気がしたのをよく覚えてます。

旅で味わう負け惜しみほど、寂しいもんはないね...。

さっさと寝てしまおう。

おやすみ、敦賀

 

 

明けて

2019年4月28日(日)

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泊まった部屋は東向きだったのか。

 

今日はどこを走るか。

それはもう昨日のうちに決めておきました。

目的地のないツーリングはどんどん不安になることがよくわかったのでね。

ひとまず、福井の海岸沿いを走りたいので、国道305号 漁火街道を北上して越前岬、東尋坊を目指すことにしました。

朝の5時には目が覚めてましたからね、6時には出発です。

朝飯はどこかで食べることにして、空きっ腹で発進しました。

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さよなら敦賀半島

あの裏側には確かもんじゅがあるんだったっけ。

そういえば、この旅はいたるところで原発銀座に出くわす旅でもあったな。

さあ、目指すは東尋坊

勢いよく出かけたはいいが、かなり風が冷たくてグリップヒーターは最強のまま

走り続けました。

 

#3へつづく。

 

2019GW連休のバイク旅#1

唐突に始まりますがバイク旅の記事です。

昨年2019年のGW連休10連休を使って、バイクで東北巡りの旅をしました。

これからの記事は、旅の記憶を呼び起こしながら綴っていくシリーズです。

一年半前のことを思い出しながら書きますので、

ぼんやり、だらだらやります。

お付き合いいただける方、気長に見守ってください。

 

~旅の前に~

そもそもバイクに乗ろうと決めたのは、

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 2018年1月にこいつと出会ったから。

お世話になっているアームズにたまたま置いてあった

YAMAHA XVS1300CA ストライカー 2012年モデル

またがってみ。と言われて、

またがってみたところ、

何やら湧き上がってくるものがありました。

おいさんは、私の眼の色が変わったことに気づいたのでしょう。

おい、後ろに乗れ。走りいくぞ。

あ、はい。

ストライカーのドゴドゴいうエンジン音と

タンデムシートから見た流れる景色。

やられた~!と思いました。

そして、あの流れる景色が忘れられませんでした。

もう流れですね、3月にはストライカーを購入してしまいました。

免許取得前です。

もう取るしかありませんよね。

ということで教習所へ入校手続きも済ませました。

買ったバイクが1300㏄というので、

これを乗り回すには大型自動二輪免許が必要。

そんな大事なことをあとから知りました。お恥ずかしい限りです。

ということで、

まずは普通自動二輪教習から始めて大型の取得を目指しました。

仕事の合間をぬって教習所に通い、約2か月半かけて無事に免許取得。

 

それまで、バイクなんて暑いし寒いし疲れるし、大したことないでしょ。

と思って自分を叱りましたよ。

旅の楽しみ方にはいろいろありますが、

こういうめんどくさい乗り物を敢えて使う楽しみを知りました。

 

ストライカーに乗って 

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 そこそこ

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いろんなところにも

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行きましたけどね。

乗っているうちに気づき始めたのは、

私の欲しい乗り物はこういうタイプじゃないってことでした。

ええ、私は惚れやすの飽きやすでございましてね、

ストライカーとは半年のお付き合いでした。

 

ストライカーとお別れしたあと、やっと出会えたのが、

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こいつでした。

2018年11月の納車でしたか。

HONDA CRF1000L アフリカツイン 2016年モデル

旅するバイクです。

こいつと旅に出る準備は、とても楽しかったのを覚えています。

旅用に純正パニア(鍵穴がめんどくさかった)を購入して取り付け、

スポークを磨いてクリアコートした挙句にカバーを取り付けてみたり、

ハンドル位置を調整するのにバー交換、ステム交換してみたり、

風対策のバイザーも付けたっけ。

連休直前は、もう仕事してても頭の中に

昨夜めくったツーリングマップルの道路図が浮かぶ状態でした。

長い休みを全部旅に使うんです。遠足前のオトナは浮足立っていました。

そのときの私は、実際2~3mmくらい宙に浮いていたと思います。 

キャンプ道具、地図、最低限の修理工具を積んで旅の準備は万端。

どこに泊まるとか、そんな予定は全く立てず、行き当たりばったりの旅。

わくわくが止まりませんでした。

 

 

2019年4月27日(土)

いよいよ出発の朝。3時起床です。

4時過ぎにはバイクに触ってました。

ガレージからアフリカツインを引っ張り出して、

エンジンスタートします。

誰もいない朝の街に、パラツインエンジンのドゴドゴが響きます。

エンジンを暖気しながら、ヘルメット、グローブを装着します。

まだ朝は寒いので、グリップヒーターも忘れずにONにします。

身支度が整ったところで、さあ旅のはじまりです。

初日のこの日は完全な移動日です。

どこまで遠くに行けるか、ひとまず目標は定めずに東へ進むことにしました。

世の中は今と違って、なんの移動規制もなかったですからね、

令和を迎えるお祝いムードで、観光客もどっと湧き出すことが予想できたので、

山口ICから中国道を使って走り始めました。

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さすが中国道でしたね。

交通量はさほどでもなく、快適に巡行できました。

これは、どこで休憩したのかな。

ちょっと覚えてないですが、

これくらいの混み具合だというのを撮りたかったのだと思います。

この日はどんどん走って距離を稼ぐ日に当てたのですが、

実はそれほど距離を進むことが出来なかったのでした。

 

#2へつづく

ロードバイクに乗って#17

ツー角2020も終わり、

いよいよロードバイクに乗る理由がなくなる頃ですが、

 

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今年は違います!

嘘です…。

ちょっと言いたかっただけです。

続くかはわかりません。

とにかく乗ったので記事にしておきます。

 

 

 


この写真をみて

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どこに向かったか分かる人、

あなたは徳地のサッカー広場をよく知っている人ですね。

あのカラスの巣、夏季は運用はしているのでしょうか?

ここらあたりに到達する前から、雨がぱらぱらしていました。

台風10号のあと、秋の風を感じる日がありましたが、

どうやら上空で前線がせめぎ合っているのでしょう。

今日はどうやら不安定なお天気らしい。

 

 

サッカー広場から北方向には

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あの雲の下は行っちゃいけないですね。

必ずやられます。

今年こんな雲を見られるのもあと少しな気がします。

 

じゃあということで、サッカー広場から仁保方面へ目をやると

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これまた、なにやら怪しい雲が漂っています。

こっちに進んでみるか~。

と、

さっき追い抜いていったSUZUKIのGSX-Rが、

バッキューンと帰って来るではないの。

あー、なんとなくわかったけど、

もう引き返せないのさ。

行っても、引き返しても

どうせ結果は同じ。

 

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ほらね。

土砂降りです。

びっくりするくらい降る。

そして、一気に冷える。

止まるとたぶん凍える。

もう漕がんと寒くてやれん。

 

そうごう自動車学校の入会受付が貼ってある家の前で

草刈りしよっちゃったおいさんが

「雨宿りしていきーさん。やれんで。」と声をかけてくれたけど、

「寒くてやれんから止まれんの。ありがと。」とお礼を言ってスルー。

「気いつけさんやー」

「ありがとね~」

 

峠にたどり着いてから、

なんで素直に休まんかったか後悔するような

腹痛がやってきた。

冷えは恐ろしい。

そのまま、松柄の雨の下り。

漏らすか、雨のクラッシュか。

なんの緊張かわからないドキドキのまま

雨のダウンヒル

期待してますか?

いいや。

ちゃんと間に合いました。

 

雨の仁保を経由して、

桜が峠を越えて防府側へ戻ると

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ふつーに晴れ。

佐波川沿いの土手。

貸し切りサイクリングです。

 

気温が下がってきて

少しアベレージ速度が上がった気がします。

サイコンつけてないので、ほんとかどうかはわからんけど

漕ぐのが楽になりました。

 

やっと過ごしやすい季節になりそう。

待ってます、秋。

 

 

ツールド角島2020を終えて

ツールド角島2020に参加くださった皆様、

本当に、ほんとうにお疲れさまでした。

ツー角の記事を楽しみにご覧いただいている皆様、

ひそかな応援ありがとうございました。

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無事に全員完走することができました。

それにしても今年のツー角は暑かったですね。

 

ツー角は今年で10回目だったそうです。

おじさん、おねえさんたちの夏の遠足運動会というコンセプトで始まった

この真夏の行事がまさか10年続くとは、驚きとともに感慨深いものがありますね。

 

ツー角の中で起こった諸々の出来事・詳細は

参加者それぞれの発信にお任せするとして、

ワタシは今年のまとめをしましょう。

 

トピックその1

ツー角開催直前に発表されたご当地出身総理大臣の辞任は

とても衝撃的な話題でしたが、

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そんなニュースを一息で吹き飛ばしてくれたのは、

ツー角創成期のレジェンド「おやじぃ」さんの参加でしょう!

「おやじぃする」という伝説のツー角語録を生み出したご本人です。

見てください。このバランス感覚。

きつい坂の途中なのに、平気な顔して一時停止スタンディングをやってのけます。

 

 

彼にとって、坂はともだち。

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苦しいときも、嬉しいときも、

登坂にさしかかれば頭を垂れて、

愛する坂をじっと見つめています。

コアなツー角ファンにはたまらない、きらめくおやじぃショットです。

遅れだしたら、見捨てていってください。とつぶやいては、

死にそうな顔をしながら、激坂を這い上がってくる姿を何度見たことか。

ドМっぷり全開の不死鳥体質、いったいどこからあの根性が湧き出すものなのか、

ツー角の皆勤ライダーですら、その理由はわかりません。

彼こそが、ツー角史に燦然と輝くレジェンドオブレジェンドであることは

誰もが納得するところであります。

誉めすぎました(笑)

 

スタート前、突如現れたレジェンドに

なんで来たん?と聞いたら、「ハートのついたメールが来た」とおっしゃる…。

組長から熱烈なラブコールがあったそうで

組長の愛が止まなかったことで意を決し、まさかのツー角召喚となったそうです。

レジェンド様

久しぶりのツー角、楽しんでいただけましたでしょうか。

無理せずの走りさすがです。また楽しみに来てくださいませ。

ツー角はいつでもレジェンドをお待ちしています。

 

 

トピックその2

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チーム・エルニーニョです。

詳細はよくわかりませんが、ヨーロッパのチームだそうです。

エルニーニョのエース、Mr.ムスターシュは周南のバスクからやってきたそうです。

得体のしれないチームです。

エースの剛脚はとにかく力強く平地も坂もおかまいなし。

紅一点のレディは常に天然パワー全開、ボケるのも、腹が減るのも常に本気モード。

レディのパートナーはライド後半ずっと隙あらばバイクを捨てて川に浸かる気満々。

あ、写ってませんがもうひとりおられました。彼こそ真のレジェンド、そんじょそこらの自由人とは桁が違う真正の自由人、通称「王子」の4人が参加されました。

エルニーニョの自由な気風、大好きです。

なんならそのジャージ、ワタシも欲しいです。

 

 

トピックその3

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快晴にも程があります…。

まあいつものことなのでしょうがないんですが、

イベントとなるとワタシのプリケツ神通力が総力をあげて発揮されてしまいます。

ああ、晴れ呼ぶプリケツの恐ろしいこと!

強力な神通力のおかげで今年のツー角は例年になく

高い気温の中でのライドとなりました。

当初は8月末ならもう少し気温も落ち着くかと思ってましたが、

予想の上を行く晴天と気温上昇、ちょっと暑すぎましたね。

 

距離を短く、時間を短く、難所を少なくというコンセプトで

今回のコース設定をしましたが、それでもかなりしんどかったですよね。

今回は急遽、MIUMIU先輩からサポートカーを出していただけたので、

ライダーのサポートもすこぶる充実しましたが

もしも、あの暑さでサポートがなかったらと思うと少し怖い思いになります。

ギリギリのライドになると、楽しむどころではなくなります。

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次回の開催を考えるときは、

時期を8月から9月に移すことも考えようと思います。

9月中旬くらいが望ましいですね。

加齢変化していく自分たちの体力に合わせ、これからはここちよい秋風と走りたい。

楽しくだらだらやるツー角のスタイルを守るためにも大切ですね。

一旦だらだら休憩が始まると、誰も走ろうって言わん…。

だれが出発って言うんか?ていうくらい

全員がだらだらだべって収集がつかないあの感じが大事(笑)

 

トピックその4

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あんな雲が湧く8月最終週。そりゃ暑いに決まってる...。

とか、そんなことはどうでもいいわ。

 

やっぱりツー角のあとは、ちゃんと夜の宴会までやりましょう。

くたくたで宴会して寝落ちするあれがないと、どうにもうまく締めくくれない。

 

なんにせよ、

いちはやくコロナが終息することを願います。

政府は難問から逃げるのやめて、やることやってください。

責任逃れ、空白だらけの政治はもう飽きました。

市民はできることをやってますよ。

 

 

 

 

 

ツールド角島2020に向けて

いよいよ明日がツールド角島2020です。

tdesu.hatenablog.com

 

いまのところの参加は12~13名くらいになりそうですね。

熱中症、感染対策に気をつけながら、楽しくやりましょう。

 

暑さ対策としてコース短縮をお伝えしましたが、

どこをどう短くするのさ?と思われる方のために少しお知らせしておきます。

 

その1

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走りはじめて10km序盤の変更。

例年は豊田湖の東側うねうねアップダウンで始まるのですが、

今年は西側のショートカットラインをいきます。

多少のアップダウンありますが、かなり消耗は減ると思います。

 

 

その2

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俵山からのラインですが、まずは千畳敷を大胆にカットします。

そして、2014年に通った県38と国491を使います。

例年は俵山から麻羅観音さまに向かいそのまま県281を行きますね。

今年はショートカットと上り減らしのためこちらを走ります。

アフリカツインで試走したのですが、こちらは道幅拡張工事をやってますので

注意して通行しましょうね。

大坊ダムにむけての豪快な下りは爽快ですよ。

 

 

その3

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角島付近ですが、

国191を使って角島までのラインは例年通りです。

変更は角島大橋ビューポイントを通過してからです。

例年は国191~435で特牛、滝部をつなぐのですが、

こちらも暑さ対策と距離短縮、アップダウン回避のために

阿川から滝部へ抜ける農道を使います。

角島ビューに行きたい人は行く。

阿川のカフェで休憩したい人はそちらで楽しむ。

それぞれ楽しむのもありですね。

 

農道はバイクで試走しましたが、なかなか穏やかな道です。

長閑な風景と交通量の少なさが、快適な走りにつながることでしょう。

 

ツー角2020の総距離は約76kmくらいになる予定です。

獲得標高は1000mくらいでしょう。千畳敷もないし勾配はかなり緩めです。

他にも細かな変更はありますが、当日のお楽しみということでお願いします。

 

熱中症対策ですが、

明日はかなりの高気温が予想されます。

角島あたりを走るときは、けっこうきついと思います。

水分と同時に、塩分補給できるグッズは必携です。

干し梅とか塩タブレットなどを出発時から持ちましょう。

脱水、低ナトリウム血症、低血糖と、高体温の合わせ技は

命の危険がありますので、みなさんくれぐれも安全対策よろしくです。

 

それではみなさん、明日の朝、現地でお会いしましょう。

 

 

 

ロードバイクに乗って#16

ツー角2020 やりますよ。

あと4日です。

台風は大丈夫でしょ。

みなさん、お待ちしてます。

tdesu.hatenablog.com

 

 

ツー角まで乗れるのは今日がラストです。

ということで、涼しい時間から出発です。

ここのところ、気に入っている津和野から。

 

あの山、

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なんだっけな~と眺めていたけど、

よく考えたら十種ヶ峰です。

このつわぶき街道は十種ヶ峰の裾野に広がる高原に上がっていく道ですよ。

7:30よく晴れてる。

 

だいぶ先取りの

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コスモスが咲いている。

2か月くらい早い気もするけど、

ここは標高が400mくらいだから季節も早いのか。

 

ここも

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麻羅観音を先取りで攻めてきたかと思ったが、

どうした、縁石もぼろぼろじゃん。車でも当たったか?

いや違う。

しばし考えて答えがわかる。

熱膨張です。

なんか、、あれですね…。

 

今日も弥富を下るのですが、

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県124を走ることにします。

ここは40万年前に噴火したイラオ山の溶岩が谷いっぱいに流れてできた地形です。

阿武火山群の活動の跡。ジオパークだそうです。

 

その1

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畳が淵。

溶岩が冷えて固まってできた柱状節理が美しい谷。

ええ、いま来るところではありません。

虫の王国もええとこ。

アブやらなんやらが盛大に出迎えてくれます。

 

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きれいな蝶を眺めながら

アブにかまれました。

 

その2

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猿屋の瀧

目の前に見える崖が、実は40万年前に流れた溶岩の断面なんだそう。

崖が生い茂って崖っぽく見えない。

しかし、あの高さ?ていうか厚さの溶岩が谷を埋め尽くしたのはすごい。

高さ(厚さ)50mだって。

すごい噴火だったのね。

 

その3

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龍鱗郷

説明が難しいから詳しくは↓

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谷を埋め尽くした溶岩湖。

ドロドロの溶岩が流れた谷も、浸食によって変わっていったのね。

 

龍鱗郷の坂を上っていくと

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上の原台地に開かれた田園に抜けます。

台地の上の田んぼ。

きれいでした。風も気持ちいい。

10:00頃 気温はすでに31℃

今日は日本海側のほうが暑かった。乾いてたからまだなんとかなった。

 

 

例によって海まで出て

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アポロ島と記念撮影。

今日も海は美しい。

最高。

 

海から離れて山へ入ると

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上りが始まります。

二見の湧き水をペットボトルに汲んでは

冷え冷えの水を体にかける。

心臓が止まりそう。

何回か止まった。

たまらん。

じっとしてるとまたアブが来る。

たまらん。

出発。

 

 

#14で通ったときは

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豊穣。

と書いたのに、わずか一週間で

収穫。

季節先取りです。

 

 

帰りはほとんど向かい風。

身体を濡らして走ったけど、

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風を受け続けた脚はよく乾いたみたいで

レッグカバーは塩まみれになっていました。

 

走りながら干し梅を定期的に舐めて塩分補給してたので

そこまでのダメージはなかったけど、

走り終えて風呂に入るとどっと疲れがでましたね。

 

なかなかしんどかった84km

次に走るのはツー角になるでしょう。

ほどよく薄曇りの天気がいいなあ。

角島到達のときだけ、晴れてくれるとうれしいね。

 

では、また。