革製ナイフシース
少し前のことですが
野営用のナイフを購入しました。
ところがどっこい、付属のシースは右利き仕様のもの。
腰に下げて使おうとしたら、めっぽうやりずらい。
これはよろしくないでしょう。
ということで、左利きの自分のために
左利き仕様シースを自作することにしました。
購入したナイフはアマゾンで見つけました。
そこそこいい値段のするものです。
REAL STEEL ブッシュクラフトプラス コンベックスグラインド 14C28N鋼
ステンレス製だそうです。
ナイフマニアでは無いので、詳しいことはよくわかりませんよ。
鋼材の良し悪しや、グラインド(ブレードの形状?)のタイプも
これから勉強です。
ナイフそのものを知るより、ひとまず
楽しそうなシース作成から始めます。
ナイフを見ながらお絵描きしました。
どんなデザインがいいかな。どうすれば使いやすい形になるかな。
革の厚みはどのくらいがいいかな。
あれこれ想像してデザインを練る時間が一番楽しいです。
あれ?
あっという間にできてしまいました。
作成過程を撮影するの忘れてましたね。
革細工の道具やら革材は全部ネットでお取り寄せです。
便利な時代、便利な社会。
ネットのおかげで、こんなに簡単に趣味を広げることができます。
考える楽しさ、作る楽しさを知ってしまったので
ここはもう勢いで
ふたつめを作成しちゃいましょう。
次はもう少し手の込んだ形状にしていきます。
前作は簡単に革を折りたたんで包み込むようにしました。餃子型とでも呼びましょうか。
それに対して、この新作はサンドイッチ型の形状にしてみます。
ブレードの厚みの分だけ革の端切れを挟んでいきます。
ナイフが収まる部分の形を整えたら、
挟む革の厚みを調整していきます。
ブレードとグリップの厚みに合わせ、
シース自体の挟む力でナイフを固定できるようにします。
3.8mm厚の皮を買いまして、皮を削ったり剥いだりと
思いつきで加工していきました。
できあがってみるとこんな具合です。
グリップを巻き止めるベルトは無くても良さそうですが
念のための安全装置です。
革どうしを縫い付けるための糸穴は電動ドリルを使って開けました。
蝋引きした糸を太い針で縫い付けていくのですが、
狭い穴を無理やり通そうとすると針が折れました。
手間を惜しむと返って作業が増えますね。
手間を惜しまず丁寧に作ることが上達の近道です。
手縫いの革製シース、出来はともかく自作することにかなりの達成感があります。
野営に持っていくのが楽しみで仕方ない。
もちろんナイフの管理は厳重にやってますよ。
持ち運びの際はカギのかかるケースに入れます。
大人の遊びですから、安全第一で楽しみましょう。