2019GW連休のバイク旅#3
いつになったら#3書くのさ?と思っていらっしゃいますか。
すみません。気まぐれなもので...。
というわけで、
2019年4月28日のつづきから。
福井の海沿いを走る国道305号 通称 漁火街道を北上して
越前岬、東尋坊を目指します。
越前岬を目指したのはいいけど、
早朝の海沿いだから、やたらに寒い。冷えは指先から来るので、
グリップヒーターをマックスにして走ります。
越前海岸を走りますが、
ゴールデンウイークとはいえ田舎の早朝ですからね、
交通量なんて大したことありません。
1時間と走らないうちに、あっという間に越前岬に到着です。
ただね、天気はそんなによくなかったし、
じっとしてるとうすら寒いし、
美味しそうなものもなさそうだし、
なにより、景色見るより走ってたいし…
ということで、越前岬は飛ばしました。
しばらく走っていると、
柱状節理でできた岩場です。
もとい釣り場です。
何が釣れるんでしょうね。
よう聞けませんでしたけど、
ばっしゃんばっしゃん波がくる岩場で、
朝早くから釣り人は満喫しておられました。
釣り人を眺めながら休憩して、園地のトイレをお借りして、
ここで7:30くらいでしたね。
お腹が空いてきましたが、この時間で開いてるお店はまだないわけで
先を目指します。
どうせ柱状節理を見るならということで、
やってきました東尋坊です。
8:00ごろですね。
朝早くから、観光客は訪れてます。
このくらいから晴れてきました。
高い場所から海を覗き込もうと思って
崖の先まで行って眺めてみましたけど、
いやいや、素直に怖いです。
2時間ドラマでよく出てくる感じの風景ですけど、
この高さには目がくらむ。脚もすくむ。思わずしゃがみ込む…。
こんな場所で演技できる俳優さんたちって度胸あるのね。
せっかく来たのだから、
遊覧船に乗ってみました。
ざぶざぶと沖へ出て
どでかい柱状節理を海側から眺めます。
迫力ありますわ。
それより、波に揺られてちょっと酔いました。
空腹で乗っちゃだめでした。
船頭さんの話がよくできてて、おもしろかったんですけど、
うっすらゲロッパ気分だったので、話半分でしか聞いてませんでした。
ごめんなさい。
見るの価値ある景勝地ですよ。
東尋坊観光を終えたのが9時前でしたかね。
お土産店の中で、何か食べようと思って歩き回りまして、
口当たりのいいものを食べたくて選んだのは、バニラミルクのソフトクリームでした。
イカ焼きとか、サザエのつぼ焼きとかありましたけどね、
バイクで出かけると、ほんとに旅先グルメに興味がなくなるんですよ。
とにかく走ってたい。
駐車場も本気で込み始めたので、ぼちぼちの出発となりました。
この日の目的地は、
とりあえず新潟まで行こうくらいの感じでした。
この時はまだ、新潟の長さを知らない幸せな気分でいられたTちゃんでした...。
ルート検索をしてみると、
Googleさんは坂井丘陵フルーツラインを推してきます。
福井県坂井市~あわら市をつなぐ道を走り、金津ICから北陸自動車道E8に入るように勧められたので、これを素直に受け入れました。
走り出してみると、お勧めされた理由はすぐわかりました。
どえらいまっすぐな道です。緩やかな丘陵地帯をアップダウンする道。
スピード出したくなります…。できる範囲で我慢しました。
10時頃、金津ICに到着し北陸道E8に乗ると上下線とも混んでいます。
さすが超大型連休。
高速区間に入ってからは、ちょいと自分のスイッチを切って走ります。
目指すは新潟。
で、新潟のどこよ?え~っと、え~~っと。え~~~っと、
脳内エンドレスループを楽しみながら距離を稼ぎます。
単調な道が続きますし、交通量も多いので、油断をすると眠くなるので、
混んでる間は一時間ごとに休憩を入れます。
こんなときは景色が救いです。
石川県に入ると、雪をかぶった白山山系が見え始めました。
山は美しいです。
石川の千里浜なぎさドライブウェイに寄ってみようかと思いましたが、
金沢手前くらいからの渋滞がきつく、下りるのも大変そうだったのでスルー...。
また来るよ、石川県。先を急ぐのでね。
で、あっという間に富山県に突入しました。
名物の鱒ずしを食べました。
鱒ずしを食べながら、景色も眺めます。
遠くに見える北アルプス。
この景色が見えてくると、モチベーションが上がってくる~。
こちらは小矢部川SAからもう少し進んだ流杉PAからの景色です。
右側にこのような北アルプスを眺めながら走る北陸道は気分よく、
ライディングに退屈しません。
山にみとれないように、わき見運転注意です。
北陸に住む方は、こんな景色が日常なんですよね。
高山の少ない地域に住む者からは羨ましい限りです。
どんどこ進みながら13時を過ぎたあたりで、
ぼちぼち今日の宿泊地を決めないといけない不安にかられたので
入善PAで休憩しながら、今夜の居場所を探します。
今宵は新潟のどこよ問題を解決するための自分会議。
結果、
鷹の巣キャンプ場 関川村自然環境管理公社 に決定しました。
自分会議の開催地は赤○
自分会議で決まった目的地は青○
会議の終了時刻は14時前、残す距離ざっと260km
キャンプ場管理の方に「17時に着きます。」と連絡したあと気づいてしまったのは、
これからどのくらいの平均速度で走ればいいのか?ということ。
3時間で260km...。ぶっ通しで走ったとして、平均86km/h...?
はい、こりゃ遅れますね。
ワンタンクでギリ行けるか?いや、現地は山に入る感じ。
危ないので、どこかで給油もいるでしょう。
先を急ぎましょう!
新潟に入ったものの上越を過ぎて柏崎までのトンネル銀座は
なかなかしびれますよ。
トンネル内でトラックを追い抜こうとすると、風に吸い寄せられるのが
怖いのなんのってね。
ゆっくり追い越しはバイクごと揺られて危ない。
行く時は一気に行くのが大事です。
柏崎を過ぎて、平野地帯に入ると安心したのもつかの間、
まだまだ距離は残ってる。
休みは入れずに、時間との追いかけっこに集中します。
新潟市内に入り、阿賀野川を渡ったあたりで、給油ランプが点滅。
これはまずい。
急遽GSを探して、豊栄SAのスマートICから市内に出ました。
Google先生に案内してもらいながら、市街地を走り新潟市北区で無事に給油完了。
ここで時刻は、16:58ですと。
あらま。4月末だから日は長いですけども、もうリミット2分前とは。
もう一度、キャンプ場に連絡を入れて「遅れます。」とお詫び。
「だいじょうぶよ~。」と温かいお返事。ありがとうございます。
残りは約50km さあ、先を急ぎます。
結局、現地には18:00着
1時間遅れで到着しましたが、
かなり山に入った場所にある鷹の巣キャンプ場。
キャンプサイトに行くのに、バイクでは入れず
川に渡してあるつり橋を徒歩で渡ります。
8時間530kmを走ったあとに、道具を持って歩くのは、けっこうきつかったですが
管理人さんに案内していただいたキャンプサイトは
とても雰囲気のいい場所でした。
管理人さん、私の到着が遅くならないか、心配していただいたようで、
橋の渡口まで迎えに出てきていただき、リアカーで荷物を運んでくださいました。
口数は多くない方でしたが、やさしい新潟弁を話される初老の男性でした。
旅先でやさしくしてもらうのは、ほんとうに気持ちを癒してもらえます。
案内されたテント場はかなり広くて、下は落葉と苔でふかふか。
ありがたい。施設はよく整備されてます。
キャンプ初日、とてもいい感じの夜になりそうです。
周囲は、バーベキューを楽しむ家族連れ、若い人たちで賑やか。
ほどよい密度の人と音のおかげで動物も来なさそう。ひと安心です。
テントを張ってから、買い出しと風呂に行こうと出かけるころは真っ暗でした。
お風呂は近くで見つけた
桂の関温泉「ゆ〜む」 関川村自然環境管理公社 に向かいました。
運営団体はキャンプ場と同じみたいです。
越後関川温泉郷のひとつ。
くたびれて冷えた身体に温泉が染みます。
旅はこれだからやめられねえ。
温泉で疲れを癒してから、
地元の酒屋で手に入れたカップ酒でこの日を締めました。
晩飯は、酒屋のつまみと、温泉施設で買ったお惣菜です。
とにかく酒が染みる。
この日は福井県敦賀市から新潟県関川村までの530kmを移動しました。
山形県との県境近くまでやってきました。
磐梯朝日国立公園のすぐ近く。いい山がたくさんある地域。
このときは気づいてなかったなあ。
明日は、日本海沿いに北上して山形県、秋田県を目指すことだけ決めて寝ます。
つづきは#4へ