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石畳ラインを整備したのはもう3年前になりますか。
実はその当時からあると知っていた道ですが、
改めて確認しておきました。
この写真で分かる人は全世界に7人くらいでしょうか。
マニアックですね~。
山歩きでひたすら藪を進む遊びを楽しむ方もいらっしゃるんですが、
すたれた道を掘り起こしてきれいにしてみる遊びも抜群に楽しいですよ。
ここの右側に見える入り口は急斜面を迂回するようにつけられた旧道です。
麓の方に聞いたら、
もともとは山を越えた反対側の集落と往来するための山道だったとのこと。
昭和の初期までは荷物を背負って使っていた道だそうです。
麓に舗装道路が整備されてからはほとんど使わなくなり、
荒れたり壊れたりで放置状態だったようです。
生えまくっていたシダを刈り取ってみたら、
いい感じのうねりが特徴的な道が現れて、
その先に掘割状の道が続いています。
朽木が倒れて道を塞いだりと厄介なことになってましたが、
ちょちょいとやっておきました。
いいじゃないか。
こんな道が埋もれていただなんて。
これだから、古道の発掘はやめられない。
ナタで刈り、ノコで切り、道の養生をしながら歩く。
今日はちょっとばかり暑かったですね。
汗が止まらないのと、虫がたかって大変でした。
蜘蛛はだいぶいなくなりましたかね。
もう10℃くらい下がってくれていいんですけどね。
グローブは薄手のものを使っていましたが、
仕上げたころにはその役目を終えていました。
この週末、潰したマメは三つ。
手を洗えばヒリヒリしますが、この感覚が山を思い出させてくれます。
手首がナタの重みを覚えています。これからの山はもっと冷える。ああ最高です。
ちなみに奥のテープ、QPではありません。
分岐のサインのつもりです。
優しいラインは左、レギュラーラインは右です。
どちらを選んでも大丈夫です。
新道と旧道はきちんと合流するように整備しておきました。
全宇宙でたった7人くらいのための仕事でした。