プリン峠

早く帰ることができた。

夕方5時って、まだまだ明るい。

運動不足もたいがいにしないといけないので、

こういうときこそロードバイクだ。

帰宅、着替え、空気入れ、出発! まで約5分。

よくできた。


空をちらり。

降ると聞いていたが、これなら大丈夫そうだ。

プリン峠へ向けて走る。

山からくる風はひんやりしている。

気持ちがいい。

難なく登頂成功。

一回目はプリンおあずけだ。

帰りにね、楽しみはとっとかないと。


下って、平地からの、藤の、グリーン脇の、下って、ラックにかけて休憩。

乗ってる途中は、ずっと寝ていた。

全然、目が覚めない。

脚が全然回らない。おもしろいくらい回らない。下りは特につらい。


意識を取り戻したのは、プリン峠二回目に差し掛かってから。

反対側から上って、予定通りにプリンを買う。

夕方6時で、あと2個やった。

2個買ってもえかったけど、流行り始めてるのがばれてもいけないので

ここは自重して1個にしておいた。

あとは下って帰宅するだけ。

牛さん、今日もおつかれさん。また。


小一時間のちょこっと練。

いや、これくらいが今のワタシには丁度いいのな。

もうバリバリチャリに乗ってる自分が好きじゃなくなったらしい。

さあ、風呂入って、プシュとやろ

て、ん。おい。

あれ、どこいった?

ドアの前で呆然とする。

ポケットに入れておいたカギがない。

え。。

人は困ったとき、ないとわかっていても何度もポケットを確かめる。

ほんとに漫画みたいな行動をとるんだなと、自分の所作から学ぶ。


萎える。がしかし、気を取り直して、ひとまず玄関前にプリンを置く。

でもって落としそうな場所を思い出してみる。


ははーん。間違いない。牛さんのところだろう。

ポケットに手を入れたのは、あそこだけだし。

このままでは家に入れんからな、

しょうがない、行ってみよう。

なんと、今日は三回プリン峠をやるのか。。



案の定、プリン峠の自販機の前にカギが落ちていた。

安堵する。

でも、お祝いのプリンおかわりはしない。

のどが渇いたので、おいしいミルクは飲んだけど。

イメージ 1

三度も上ったプリン峠。

今日のは格別にうまかろう。

それにしても、

はっとしたとき自分が何をするのか、よく観察しよう。

漫画みたいなことを普通にやるんよ。思い返すとかなり笑える。