気づかい
10月1日(水)
財布の中身を心配せずに入れるお店なんだけど、
趣向をこらした先付で飲み始めて、
ゆっくりと
一椀ごとに
ご主人のこころくばりに触れながら
飲み食いできる幸せ。
「獺祭」も置いてあったけど、
この日は「東洋美人」をいただきました。
安くてたくさん食わせる店もいいんだけど、
同じ金を使うなら、
こういう使い方をする日があってもいい。
髪は短くさっぱりとして、口数は少ない。
白いYシャツに濃い色のネクタイを締め、
白衣をまとって静かに調理場に立つご主人。
ご主人が椀に食材を盛る姿を見守り、
わくわくしながら料理が届くのを待つ。
食を通じて、作り手の気づかいをいただく。
なんとも有意義な時間でした。