下っては担ぎ下っては担ぐ
10月30日(毒気)
朝からいくつか選択肢があったんだけど、
1、シチリアライド
2、Tちゃん山でウォーミングアップ後、ベーウー遊び
3、ドッケ担いでスパルタン秘境ツアー
ん~、天気もいいし、シチリアか、、いや、ザニー以外で行く気なし。
Tちゃん山~ベーウー遊び、いつでもできるし、部長やイトタクくんを連れてかんと面白くないやろ。
ということで、
今日は、スパルタンな鉄塔ツアーを選択。この入口からスタート。
いきなりハイクアップ開始。胸つくような急登を延々と担ぎ上げて鉄塔路を目指す。
今日のコースは、以前に徒歩で下調べしておいた地域なので、
きつくなるのは最初からわかっていること。。とはいえ、きついものはきつい。。
約1時間かけて
標高差300m分を担ぎ上げる。
スタートからここまでの乗車率は10%に満たいないと思われる。。
肩を突っ込む担ぎはしんどいので、
フォークとクランクを掴みバイクを背負って上がる。。
どっかでその姿は公開されるはず。
さあ、
ジェットコースターライドの始まりはじまり。
下っては担ぎ、下っては担ぐ、これを繰り返す体力勝負のライド。
ときどきながーい下りもあるけど、それは特別。
今日はとことんこれをやる。。そういう気分。
鉄塔と鉄塔をつなぐ区間で
尾根をつたっていく箇所はいくらか平坦で乗っていける。
地籍調査や市境表示の杭がぼこぼこ立っているので、スピードは出し過ぎないように気を使う。
秘境を巡る道中には、
ミウラ師匠か?
落し物が点在していて、
実際に杭を打って切り開きをやってる測量隊とも遭遇してしまった。。
驚かせてすいません。。
いろいろな分岐で迷ったが、
この樹間、、路面がよく固まってて、
よっぽど乗って谷まで下りてみようかと思ったが、
歩いていったら倒木だらけで切り開きも途絶えたので泣く泣く断念した。。
こういう場所に
来たことのある防府市民はどれくらいいるのだろう。。
測量関係者、ヤブ漕ぎマニア、標柱探しマニア、ワタシみたいなモノ好き、、、
全部あわせても大した数じゃないよね。。
ちなみにこれは、市有林の境界線を示しているんだったか。。
こんなところを歩くのに
最適の装備はこれだろう。登山用のレッグカバー。
やねこい種子どもはくっつかないし、脚の保温も効く。
でも、ほんとにいるのはプロテクターだったんだな。。何度か転倒して痛感した。。
なんだ、かんだといいながら、
標高約500m付近の見晴らし。。
鉄塔が連なる真下に出た。。
担いで行ける勇気のある人は行ってみてもいいかもしれません。。
まともな道案内はありませんからね、あくまで自己責任ですよ。。
ここをスタートすると、
光線の美しい巡視路が出現して、
その先は道なりにガンガン下る夢のSS区間となっていた。。
ここまで担いだかいがあったってものだ。。
とんでもない急勾配の下り、階段が紛れてたりして危ない。。
エピ子のストロークを全開放して、上げられるだけスピード出してくだっていく。
なんどかすっ転んだが、それでも懲りずにやるやる。。
担いでおろさなきゃいけない区間もあったが、
山の中で約4時間もさまよったあとは、
ちゃんとご褒美が待っていた。。
あ~、このために頑張ったんだよ。。
エピ子と一緒に、ワタシ自身も全開放の大放出の大爆発してしまった。。
落っこちながら、瞳孔も、毛穴も開きっぱなし。。
たぶん第三者が落っこちるワタシ見たなら、
全身の毛穴からオーラが吹き出してるのがわかると思う。。
たった16kmの路をまわるのに4時間半もかかった。。
いや、かけざるを得ない。。
ある意味、生まれ変わりの儀式にも近い。。
スパルタン秘境ツアー、
日頃の生活でイイィィーーーー!!ってなる発作が出そうな時にはおすすめします。。
ワタシはそれで自分を慰めています。
ちなみに、
全行程のイメージですが、
乗車上り2割(舗装路含む)、担ぎ上り5割、乗車下り3割 くらいの割合です。。
半分以上上りしかも担ぎという、非常に厳しいレイアウト。。
こういう志向の方、かなり限られますな。。
帰り道にお店で
先日のTちゃんライドの報告と、
ザニーを上京させるための申し込み書をこしらえる。
ワタシ好みにしたかったので、いろいろワガママを申し上げたところ、
当初より選択肢が増えたようで、けっこう思い通りになりそうな予感。。
GDR、わかっておられる。。
ステッカー班にもタイムリーに出会えた。
なんつータイミング。。こちらは言わんでもわかっておられる。。
つづく