CB400SBでツーリング

普通二輪の免許が取れたので、

レンタルバイクを使って初の公道走行をしてみた。

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徳山駅南口(徳山港側)を出てすぐのCafe213で借りた HONDA CB400SB 

教習で使い慣れたCB400にハーフカウルを装着したバイク。

レンタルバイク、いろんな人が使うからへんなクセでもあるかなと思ったが、

教習車のようなガチャガチャ感は全くない。

乗り始めてさらに感じたが、バイクがしっとり動く。

よく整備してるんだなあと思った。

アクセルの遊びは少なめ。絶妙。ああ、これくらいが好きかも。

スロットル戻して、遊びをすぐに取る動作がとてもやりやすい。


混み合う徳山市内はさっさと抜け出して、

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ガンガン北上してすぐに山へ入り込む。

ロードで何度も来た馴染みの山道を走る。

ターン頻回の下りは湧き水で濡れていて超怖いので、

4速くらいでゆっくりと下りていく。


どーんと道が開いてからは、それなりにちょっとやる。

いや、だいぶやる。

ほとんど通行がない山道。

でも、下りだから加減はする。

うんうん、これがやりたかった。

バイザー下げて、すぱーっとスロットル開ける。

気が遠くなる…。


はっ、


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気づいたらできたてのかしわ餅とコーヒーで、もてなしてくれるカフェにいた。

かしわ餅があたたかい。これはうまいなあ。

天空のカフェ。


店を出ようとしたら、

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お土産にどうぞと手作り針金トンボをプレゼントしてもらった。

「ありがとうございます。バイクで飛んでいかないように気をつけます。」と

お礼を言ったら、苦笑いされてしまった。

タンクバッグに取り付けて、道中眺めながら走る。いいお守りになったな。



そしてバイクはどんどこ走り、

深い谷にかかる赤い大きな橋を渡って、

寂しい峡谷をすり抜けて

おお、これは16号か。

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島根、山口、広島の入り乱れる地域まで到達していた。

なつかしのもみの木森林公園も近かったので行ってみたけど、

家族連れキャンプやハイカーさんたちのジャマをしそうだったので

またすぐ走り出してピュアラインの道の駅まで。

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バイクっておもしろいわ。

これはこの歳で知ってよかった。

フルフェイス使うと、あの集中していく感じがやばい。


最後の峠も、ゆったり行こうと心掛けたが

ちょっと遊び心が悪さして、気持ちよくやらせてもらう。

この道も、ほとんど通行がないので安心して走れる。

峠越えて反対側に出るまで対向なしだった。

ロードバイクで道探ししといてよかったと本気で思う。





オートバイに乗っていて思ったこと 

その1

バイク乗りは気のいい人が多い。

対向の人、ほとんどが向こうからお辞儀をしてくれた。

初公道だと知ってるのか?と思うほどで、びっくりした。

休憩してるときに話しかけてくれた人は、

さっきバッキューンって追い抜いていった人だったけど、

「わ」ナンバーを見て、後ろついてるのも煽るようで申し訳なかったからと

コーヒーをおごってくれた。ありがたや。

タバコ、コーヒーをやりながら、バイク眺めて話している。

ほんとバイク好きのおっさんたちって感じ。

バイクもチャリと同じように、それぞれの趣味が色濃く出ておもしろい。



その2

バイクはゆっくり走るのが難しい。

公道を走行してわかったが、バイクでぶっ飛ばすのは超簡単。

朝飯前とはまさしくこのこと。スロットルをぐいっと開けるだけで

スパーンと加速する。そして速度が出るほど安定する。

コーナーでバイクを倒しても全然怖くない。

むしろ楽しい。自然とそうなる。

で、

なぜ教習所で低速走行の練習ばかりするかがよくわかるのが市内走行中のとき。

4輪に囲まれてバイクを操縦するのは、かなり怖い。

4輪に乗ってるときにはない他車からの圧迫感がある。

半クラ使って交差点通過とか、信号待ちからの発進とか、

のろのろ渋滞で車に挟まれてるときなど、

なんのガードもない状態で鉄の塊にまたがっている自分の弱々しさを自覚すると、

けっこうドキドキする。


「ゆっくりでできないことは、速くなってもできない。」

これは金言だなと思った。

右左折のあと、ウィンカー切るのを忘れて、おっとっとと思うこと数回。

それでなくても発進停止を繰り返すことが多くて気を使うので、

市内走行は早く慣れたい。


次は大型の教習開始。

さあ、もうひと頑張りしよう。

波状路が苦手なんだよな。

あれ、意味不明の試験科目のひとつ。