ごめんなさい

先日のこと。

家でくつろいでいると

目の前のテーブルの上を小さな蜘蛛が這っていました。

悪さをするわけではないし、

そのうち外へ出ていくだろうと放っておく気だったのだけど、

飲んでほろ酔い気分だったせいか

いたずら心がむくむくっと湧き起こり、

ちょうどさっき空にした炭酸水のペットボトルのキャップをあけて

蜘蛛を捕まえてやろうと思いつきました。。

動きを止めた蜘蛛の上に、

キャップをパカッと被せると

難なく捕まえることができてしまい、

そのままテーブルの上を滑らせて端まで運び

ボトルの口を縁につけて容器の中へ滑り込ませました。

容器の底に落ちた蜘蛛は慌てて動き回っています。

しかし、底に残った水に足をとられて思うように動けません。

しょうがない、逃がしてやろうと

窓を開けてボトルを倒してみると、

さっきまで底でもがいていた蜘蛛が動かなくなっています。

宙に腹を向け、ひっくり返っています。。

何秒かの出来事です。。

イメージ 1

しばらく何が起こったのかわかりませんでしたが、

はっと気づきました。

ボトルの底にたまった二酸化炭素で窒息してしまったのか。。

蜘蛛を死なせてしまいました。。


酔ったいたずら心のせいで、

何のこともなく目の前を通り過ぎるはずだった蜘蛛の命を取り上げてしまいました。

痛痒いような、もやっと重たいような、

後ろめたさと恥ずかしさの入り混じった

なんとも言えない気持ちです。。


残酷なことして、ごめんなさい。

蜘蛛へ、ごめんなさい。。

オトナになってから久しぶりに味わう気持ちです。。