ラダー設置工程その2
じっくりことこと山ごもり。。
ふつふつと湧きだすものが抑えきれません。。
このまま山へ上がると暴発しそうな気がしたので、
まずはふもとでコーヒー飲んで心を落ち着けて、
Tちゃん基地で装備を整えてから出発です。
えっちらほっちら上っていると、
食べすぎベアーが歩いたのか?
杉が倒れていました。しかも一本ではない。隣にもいくつか倒れてる。。
おかしいな、あの剛力グマは山をいくつか越えた向こうにいるはずなんだが。。
それにしても杉の根は、想像以上に浅いのね。
根こそぎいってる倒木に遭遇するたび、
こんな根でどうやって地上部の重さを支えているのか不思議に思います。
倒れて枯れてるのかと思いきや、
残った根から水を吸い上げてちゃんと生きています。静かな生命力すごい。
この杉は切って使ってよいと許可出てますんで、
いずれ切り出して道の一部となります。
部員のみなさん、手伝ってください。
目的地に到着し、
ここでも一息つきながら、
とりあえず作業用の台をこしらえました。調理台も兼ねています。
ちゃちゃっとパレットを組んで
整備したい個所に仮置きしてみました。
サイズはおおむね問題なし。
これがぐぐっと伸びていって、このままラダーを川に被せるイメージ。
よしよし。。
川底に杭を打ち込んで高さを調整するかと作業を始めたところ、
あれ、
杭がどこまでも入っていくぞ。。
あれですか、支持層まで達しないってやつですか。。
止まらないどころか、水の流れが変わってしまった。
手前の水が杭を打ち込んだ個所から下に潜ってしまったぞ。
周囲を調べてみると、どうやら地下で繋がっている隣の沢に流れ込んだらしい。。
杭を打ち込んだせいで川底の粘土層を突き破ったらしく、
その下の石の堆積層に水が落ちて、そのまま隣の沢に抜けた状態です。。
ありゃ、これは作戦変更です。。
自然を管理することなんて簡単にはいきませんな。思い通りにならない。。
山で土や水に触っていると、いろんなことを考えます。
水路がどう動くかをもう少しみたいので
川をいじるのはもうおしまい。
ひとまず基地に戻って
1kgの釘をほぼ打ち尽くして、
残りのラダーを先に組んでおきました。
これを敷くのは、川の動きをもう少し見極めてからです。。
しげおさんに教わったとおり、川に丸太を敷いたほうが早い気がしてきました。
丸太を両岸に埋めて、護岸兼橋桁にする。で、その上にラダーを被せる。。
最終的にはそうなりそうな気がしてきました。。
もう一本ぐらい切り出そうか。。
時間が許すなら、しばらく山から下りたくないですね。。
雨の少ない時期にやりきってしまいたいです。