GDR メテオHYBD
先日のモカライドでは、
フクちゃんとワタシ、バイクを交換しながら走りました。
約40km走る間に、
メテオとメテオハイブリッドを馴染みのコースで試しました。
今回はメテオ ハイブリッドについて感じたことを書こうと思います。
メテオハイブリッドは
前三角がアルミ、バックはカーボンシートステーという構成になっています。
出たときから注目していたモデルでした。
アルミらしい硬さや反応の良さ、
メテオゆずりのしっとりした感触も味わえました。
驚いたのは振動吸収の良さ。これは予想以上でした。
実は、カーボンフォークの性能がすごい。んだと思います。。
カーボン部分はフォークとシートステーだけだから、、そんなにたいしたことは、、
と思っていると、見事に裏切ってくれます。。
特に荒れた路面や段差に突っ込むと、その効果がよくわかります。
わざと、路肩を通過したり、段差を飛び降りたり、
路面の凸凹をホップしながら走ってみましたが、
路面に弾かれる感じがしません。。
とはいえ、
メテオのそれと比べるとやっぱりアルミだなと思わされますが、
それでもかなり滑らかに走るバイクだと思います。
これは、距離を乗る方にはうれしい性能でしょう。
次に踏み込んだときの感触ですが、
ガツン!と踏んだら、ドーーン!!と出る。。わけではありません。
シートステーの効果なのか、
鋭く踏むと後ろがよじれるような感触があった気がします。。
気持ちよく進ませようと思えば、独特の踏み方が必要になってきます。
GDR乗りならわかると思うんですが、
腰から太ももを大きく使うというのか、下半身全体をでっかく回すというのか、、
クルクルでなく、グウィ~ン、グウィ~ンとでも表現したいような、
ねっとりとしたペダリングになってきます。。
ああ、これ、だいぶわかりずらい。。
ワタシの走るプリケツをみたことある人なら伝わるでしょうか。。
むにゅん♪むにゅん♪と尻全体を作動させるような感じのことを言ってます。。
ああ、さらにわかりずらい。。
とにかく、そんなねっとり感たっぷりの踏み方が合ってると思いました。
おそらく、メテオHYBDで上りをがんばってると、
そういう脚の運びになるんじゃないかという気がしてます。
こんな書き方をすると、
ケイデンス低くなるんじゃないの?と思われるかもしれませんが、
楕円ギアを高ケイデンスで回すイメージって伝わるでしょうか。。
あんな感じに似て、ねりねりめりめりイケると思います。。
メテオも、ザニアも、そしてメテオHYBDにも共通するのですが、
上っても、下っても、路面との接地感がはんぱないです。。
とくに下りでスピードが出たとき、接地感の良さは安心感につながります。
下りのときは、少々荒れてても、ぐいぐい走ることができます。
タイヤの空気圧が落ちてるんじゃないか?と思うようなグリップをします。
これもGDR乗りなら、うんうんとうなづくところでしょう。。
最後に、コーナリングですけど、
メテオ、ザニアはややアンダー気味に曲がるのに対して、
このメテオHYBDは、
オーバー気味な挙動になる気がしました。
硬めでクイックな挙動をみせるこのバイクは、レース向きなんだと思います。
バイクコントロールに自信のある人向きでしょう。
なんだか、
また全体的にぼんやりした感想になってきましたが、
まとめてみると、
1、GDRラインナップでは硬めだけど、しっとりした走りは健在。
2、ねりねり踏む人には相性が良い。
3、上り下りを選ばず、接地感はハンパない。
4、クイックな挙動はおもしろい。
といった感じでしょうか。。
あ、もうひとつ、
5、コストパフォーマンス的にGDRラインナップで最高。¥13万¥
これって、すごい。
もしも、ロードをもう一台って思ったら、これを選ぶと思います。。
それと今回の試乗で
さらにもうひとつ、すごいと感じていたのは、
6°オーバルステムの振動吸収と程よいしなり具合です。。
このステムを使ったときの胸、腕、ハンドルで囲む四角形は驚くほど安定します。
いや、マジで。。
この四角い「ふところ」の安定感は、おそろしいほど乗り心地を向上させますよ。
ワタシもDOKKEにこのステムを投入してますが、
このステムを組み込んだバイクは、その可能性をおおきく広げます。。
メテオHYBDに使うと、どうなるのかと妄想しただけで
2~3杯はおかわりできました。。