GDRメテオ&メテオHYBD試乗

モカライドの模様を楽しみにされていた方、申し訳ありません。

夕べのうちに記事を書こうと思っていたら、

一杯やって気持ちよくなって寝ちゃったもんで

一日遅れとなりました。



昨日は朝から気持ちよく晴れていて、

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朝方お空を眺めていると

見慣れたT‐7が編隊で飛んでいました。



午後からは、

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呼びかければ集まってくるであろういつものメンツで

秋穂に建ったご隠居のご新居を偵察しに行きました。

久しぶりのモカライドです。

ワタシ、ロードに乗る、いやいやチャリに乗ること自体、

ツー角以来やってませんでした。。

約一か月ぶりのライド。。


乗ることに決めた動機は、

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この グラファイトデザイン メテオ と、


同じく

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グラファイトデザイン メテオハイブリッドの

試乗をしてみたかったからです。


いつもお世話になりっぱなしのアノサイクルで

ワタシのわがままを聞いていただきました。

店長さま、店員さま、ありがとうございます。


乗った感想はのちほどということにして、



まずは目的地で、

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家主がいないことをいいことに、

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まだ、開けてくれないの?ごっこを楽しんだり、

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新居にまぶりつくシャクトリムシの行方をじっと眺めたり、


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ひとんちの庭先で、おともだちのひとたちと自由に過ごして

ご隠居をどうやって喜ばせようかと思案していました。


けっきょく、

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ご隠居、いい買い物しなすったねと、

みんなでシューズをじゃらじゃらいわせながら

落書きやいたずらなんかせずに引き上げました。。

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秋の深まる小峠を

おっさん列車が走っていきます。


相変わらずアミーゴは、

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ワタシに近寄ってきては気持ち悪い笑みを浮かべ、

6°オーバルのステムをなでなでして遊んでいました。

彼にはこのステムの価値がわかっていません。。



そうそう、

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みごとな中臀筋をそなえた剛脚フクちゃんもメテオに乗りましたが、

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普段、硬派なゴールドを駆ってバッキバキのストイックな走りをする彼には、

なんともぼんやりした印象だったようです。。

フクちゃん曰く、メテオとの出会いは、

「知り合いにはなれたけど、おともだちにはなれなかった感じ」と、

絶妙な表現をしていました。


GDRの作りだすフレーム全般に言えることだと思いますが、

ガツン!と踏めば、ドーーン!!と前へ進むようには作られていないんです。。


ここからはメテオ、メテオハイブリッドに試乗してみての感想です。

あくまでもワタシ個人の感じたことですので、

ご購入を検討されている方はあまり参考になさらないほうがよいでしょう。

まずはご自分で試乗して、乗り味を感じてみてくださいね。



【メテオについて

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乗ってすぐに感じたのはですね、

これ、DOKKEです(笑)

ここ数年、山のシーズン中ずっと味わっているあの感じです。。

あの感覚は、身体で覚えていますからまちがいありません。
しっとりした乗り心地に、抜群の安定感。BB周辺のほどよい剛性。たまりません。

DOKKEがよくわかんねーよ、という方には全然伝わりませんね。


簡単に言いますと、

硬いか柔らかいかでいえば、柔らかいです。


柔らかいということは、

弾むような素早い反応はしません。


キビキビと鋭く踏めば踏むほど、

どんどん力が逃げていくような感覚になります。。

普段、硬派なバイクで慣れたフクちゃんが

「おともだちになれなかった」と表現するのは、

とてもわかりやすい例です。


カーボンという素材を長年扱ってきたグラファイトデザイン社にとって、

高剛性なフレームを作ることは造作もないことのはずですが、

あえてそれをしないということは、そこになんらかの意図があるはずです。


グラファイトデザインの作りだすフレームのねらいとは、

人間の出し続けられるパワーに見合った「剛性」と、

人間が乗って心地よいと感じる「しなやかさ」を

両立させることにあるのではないかと思います。


バイクを動かすための動力は人間であり、

動力を発する人体の剛性などというものは、たかが知れています。

そもそも、自転車という乗り物において人体の剛性に勝るようなフレームを作ることに価値があるのか?

グラファイトデザインというメーカーのもつ哲学は、

こんなところから始まっているように感じます。



おやおや、かなり脱線しましたけど、

要するにメテオというフレームに不要な剛性は与えられていませんし、

人体へのダメージを最小限にするための工夫がしっかり施されています。

メテオは適度な剛性としなやかさの両立を目指したフレームであり、乗り手である「人間」のことを第一に考えるグラファイトデザインという会社の哲学が最大限に注入されているモデルなのでしょう。


故にメテオというバイクを、

数多ある高剛性フレームたちと同じように扱っても、その性能は発揮されません。


メテオというバイクに乗ってみて思ったのは、

乗り手が乗り方を工夫し、その人なりのバイクとの付き合い方を探る必要がある。

その発見こそが最高のプレゼントなのかもしれない。。

そんな気がしました。。

結論が出てないように感じられるかも知れませんが、

乗り方を教えるようなバイクではないというのが、結論なのだと思います。。。




長くなりました。。メテオハイブリッドの感想はまた後日書きます。。