遠征の報告その2

遠征のまとめをしときましょう。

遠征後半はほとんど食の旅。。

ガスで視界のきかない登山のあと、


イメージ 1

豊後牛のやたらいいところが出てきて、

イメージ 2

調子にのってしゃぶしゃぶしていただきました。。

お腹が痛くなるほどの量ではなかったので、セーフでした。


そのあとに出たのは、

イメージ 3

焼きおにぎりの出汁茶漬け。

これがよかった。

両面をこんがり焼いたおにぎりを椀に沈めて、

ちりめん山椒を盛ったところにカツオ昆布の出汁が注いであり

柚子の皮をひとかけ散らして風味を加えてありました。

最後の飯ものがこんなふうに出てくると、

さっぱりと食事を終えることができて、たいへん満足しました。





遠征2日目は、

イメージ 4

気温12℃の早朝露天風呂にはじまり、


晴天の下、

イメージ 5

三俣山を登りました。

この写真にはまったく山体のスケール感が写っていませんね。。

山の塊感というか、どっしりとそこにある量感というものは、

写真にしてしまうとなぜか死んでしまうんですよ。。

撮り方の問題なのか、とにかくあの圧倒的な存在感がしゅーっと消えてしまう。

どれだけうまく撮れても、そのときその場にいないと感じられないものってある。。


などと、ごちゃごちゃ思いつつ、

ひたすら登る。黙って登る。無心で登る。。そして、山に出会う。。

なんもかんも忘れて、

イメージ 6

遠くから近くまでの景色をまるごとぜんぶ、

空気と一緒に吸い込んでは吐き出すように、

ゆっくりと味わいます。。

遠くに雲間からちょこんと見えている猫耳さんかくは由布岳です。

実際はもっと近くに見えて、もっと高い位置に見えるんです。。



下山して、温泉につかって極楽ごっこして、

夜は例のお店で

イメージ 7

阿蘇望以来、

イメージ 8

三年越しの

イメージ 10

さくら肉祭りを

イメージ 9

球磨焼酎「鳥飼」のロックで楽しみました。

下手すると山に登ったことよりも、

感動が大きかったような気もします。。






馬肉料理専門店で、やっちゃいけないと思いつつ、

〆にと、熊本県民になじみ深いらしい「高菜めし」というやつを頼んでみましたが、

あれは、反則ですね。。ばかうまでした。。

写真撮るのも忘れてたいらげてしまいました。

熊本行ったら高菜めし。これは定説です。



んで、もってカウンター越しに熊本愛を熱く語ってくれるマスターと話しながら、

「明日帰りなさるなら、熊本城をぜひ見て行ってください」と勧められたので、

イメージ 11

ご推薦のとおり熊本城へ。

ちょうど市内の中学生たちが写生会をしている日でしたね。

お城は1877年(明治10年)の西南戦争で焼失しているので、

今の姿は復元されたものですが、

イメージ 12

石垣だけは

当時のまま残っています。


イメージ 13

隅角部の曲線や、「打込みはぎ」と呼ばれる石の積み方など、

昔の人の技術を、じーーっと見て感動しっぱなしでした。。




そして、この旅では、

イメージ 14

熊本に来たら浜田知明さんの作品を見るという、

もうひとつのミッションも遂行しました。。

御年97歳、現役の芸術作家さんです。


実は9月半ばまで浜田知明さんの展覧会をやっていたのですが、

残念ながら諸々の都合で見に来ることは叶わず、

このたびは常設展示の作品だけ見てきました。。

常設展示といっても、初年兵哀歌シリーズの銅版画原板も置いてあり、

十数点と展示数こそ少ないものの、ゆっくりと作品を眺めることができ

有意義な時間をすごすことができました。