やはりサイクリング

仕事帰りにたまたまですけど、

高脂血症の自己管理にとりくんでおられる方と

お話しする機会がありました。

この方、最初はたいしたことないよと、気にもとめなかったそうですが、

あるとき胸の痛みを感じて受診したところ

身体の中身がボロボロですよと、真正面から指摘されたそうです。。

いまどきは検査画像も3Dで処理できるので、

自分の血管の状態をじっくり見せられながら、

残された健康寿命の話を聴いたそうです。。

それが5年前のこと。

そこからは、食事、休息、運動など、

自分の生活習慣を一から見直し、懸命に生活改善に取り組まれたそうです。

大人ですからね、その気になれば改善の効果はめきめき現れるんですよ。

1年で5kgも痩せることができ、服薬も欠かさなかったおかげで、

血圧や検査数値もほぼ合格ラインまで届いたそうです。


話が盛り上がってくると

ご自分の変化に関する分析がはじまり

薬や食事の効果もさることながら、

いちばん効いたと思うのは、

散歩やサイクリングを始めたことだと結論付けておられました。


どれくらいの頻度や強度で取り組んでおられるのか尋ねてみると、

頻度は週に2~3回。多くても4回くらい。

あくまでも生活改善の一環としての取り組みなので、

過剰な努力はしないというのがルールだそうです。。

熱中しちゃう趣味だと、こうはいきませんから、

オトナの分別というやつが効いています。。


強度を尋ねると、やってて楽だと感じる、もしくはすこしだけきついくらい。

ちょっと専門的な言葉も出てきて、

「ボルグスケール」でいう11~13点をターゲットにしているんだそうです。

ただし、心拍を計ってきっちりと負荷を知るというのでなく、

あくまでも主観的に感じた強度をもとに判断しているそうです。

それが長く続けるコツともおっしゃいました。



で、この方、しきりにサイクリングが楽しいということをおっしゃいます。

ゆっくりおこなうサイクリングは、

ちょうどいい有酸素運動になっているとかなんとか、

そんな理屈はひとつもおもしろくないし、興味もないんだけど、

ただ、景色が流れて、肌で風を感じることが

こんなに心地よかったのかと再発見できてよかったとおっしゃいます。


距離とか速度とか、諸々の数値を気にせずサイクリングした結果、

健康を回復させることができ、楽しい時間も手に入れることができたというのが

なんだかとてもうらやましく思えました。


巷にあふれるサイクリングの話題って、

なんだか情報ばかり膨らんじゃって飽和しちゃった気がしてましたが、

この方の話を聞いていて、

「再発見」を楽しむことのできるサイクリングっていいなと

ちょっと感動しました。


で、

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「響」を試しています。

ブレンド、ふくよかで華やかで奥ゆかしい味がします。

おいしいです。

控えめに楽しもう。