スカート丈
8月26日(火)
山小屋へ通う途中に
とある高校の正門前を通ります。
まだ、夏休み中だと思うんだけど、
今朝は生徒さんたちが通学していました。
校門前で立哨の先生がふたりおられ
生徒たちに向けて
「おはようございます」と声をかけておられました。
信号待ちをしながらそちらを見ていると、
やんちゃそうな子がそこを通ろうとしています。
ちゃんとあいさつするのかなと気にしていたら、
ちょこんと頭をさげて「あざっす」みたいなことを言ってました。
かわいいじゃないの~。。微笑ましいやりとりの横で
夏休み中にスカート丈の上がりすぎちゃった女子を呼び止めて、
女性の先生がスカートを元に戻すように指導されてました。。
意外にも女子はスカート直してる。。思ったより素直。
こういうオトナからの思いやりって、
この思春期の青年たちに届くのかな~。
うっせーな、オトナのばかども。って、くらいにしか感じてないかもなあ。。
自分が中高生の時なんて、
ほんっと、世の中を舐めくさってたガキでしたもんね。
生意気でヘリクツばっかり。。
右と言われたら、かならず左にいっちゃうような、、
まあ、いまも根本は変わらんのですけどね。。
納得いかんことには、気が済むまで「うん」と言いたくないですもん。
そんなことを思いながらしごとに行ってみると、
今日は中央からワタシの稼業界の中枢にいる大先輩が
お見えになっていました。。。
とっくに70は超えておられるはずなんですけどね、、
バイタリティに溢れた方で、お話する間中、圧倒されっぱなしでした。。
その方から、
ワタシの稼業のみならず、関係ありそうな業種の
職業倫理をいろいろうかがったんですけどね、
その中で、
「聴こうとしない者は、聴いてもらえない」
という重たいことばをいただきました。。
ワタシたちの業種って、
話したがり、説明したがりが多いみたいです。。
相手の欠点探しが染みついてる稼業ですから、
見つけてしまうとなおさらです。
見つけたものは指摘しないといられないみたいな使命感さえ生まれます。。
そのときは正しいことしてるつもりでいるんですけどね、
はっと我に返って、相手を見ると、
そういう姿勢って、受け入れてもらえないんです。。
「人に聴いてもらおうと思ったら、まずは相手の目を見て話を聴きなさい。」
中央からいろんな大先輩が来られるたびに
こんなことをおっしゃいます。。
おそらく、これが山小屋をおりるときのキーワードになるんですね。
70代の大先輩、
ワタシたち下っ端から質問をされると、
持ってこられた資料を見直されて回答してくださるんですけど、
「どうもありがとう。質問されるまで、そこには目を向けていませんでした。私もまだまだ学ぶことがあります。みなさんに感謝します。」
と、深々お辞儀をされました。。
持って生まれた人柄とは別に、結晶化した何かが大先輩のなかにあります。。
ちょっと、泣きそうになりました。
いくつになっても素直な自分のまま、
誰にでも平等でいられる秘訣をお聞きしたかった。。
大先輩たちの歩んでこられた道、
生意気な顔して歩かしてもらってるのが
とっても恥ずかしくなりました。。
ワタシもちゃんと、
スカート丈を直してもらえる素直な子でいようっと。
それにしても、
山小屋にいると、にわかカープファンです。。
マツスタは真っ赤っか!
今年はやらんにゃいけんじゃろ。
行け!カープ!!
さあ、
土曜に向けて
しっかりやってこーじゃないか。