コーヒー難民
10月24日(木)
先日、今季も早々にインフルエンザ予防接種を受けておいた。
熱はないが、こころなしか朝からだるい。。
接種のあと夜しごとだったのが効いたのか。
副反応をひどくするとおそろしいので
昼前まで寝て過ごす。
目が覚めてからは体も軽い。
雨が瓦をたたいている、強かに。
外は雨なのか。。
コーヒーでも飲もうと思ったが、
そういえば数日前から切らしていた。。
買いものにだけ出かけるのは億劫だから、
いっそ、コーヒーを飲みに行こうと支度する。。
特に決めた店もないし、雨に濡れるのもいやなので、
市街を歩いて最初に見つけたお店に入ることに決めた。
平日午後の店内は、ぼちぼちの賑わい。
ぼんやりと軽い食事をして、コーヒーをいただくにはちょうど良いくらいの賑やかさだった。
そばにいた二人連れのお姉さんたちも遅いランチを摂っていた。
料理が届くまで、自分と自分にまつわるよもやま話で盛り上がっていたが、
料理が届くと、ふたりともスマホを取り出して
料理の写真と二人の喫茶シーンをピース付きで撮影している。
食事の前のちょっとした儀式みたいだが、実にスムーズによどみなく進行する所作に感心してしまった。
そしてそのままスマホを見つめて作業に入る。
なんらかSNSに繋がってるんだろう。。それぞれの物語をつむいでおられる。
ワタシもやってることはそう違わないんだが、
そのスピーディーな作業がちょっとカッコよかった。。使いこなしてるよな。。
おっさんどもが自転車に乗って出かけ、休憩先でもさもさと飯をくらっていたり、
撮ってる人を撮るみたいな見るに耐えないウットーしい風景とは違うよな。。
お姉さんたち、アップ作業が終わったら、
もとどおりのおしゃべりに戻って賑わいを取り戻している。。
こちらも料理が届いたので、同じことをしようと思ったが
自撮りとか控えておいた。。
食後のコーヒーくらいは
そっと撮らせてもらった。興奮したのか、ちょっと動悸がした、気がした。
このコーヒーは美味かった。
淹れる直前に挽いてくれてたから、それだけのことはあるわけね。お店の人、ありがとう。
コーヒーの銘柄やらなんやら、こだわらないのでよくわからないが、
10年くらい続いてるカフェのコーヒーだから、そうそうハズレもないわけか。
飲んで美味かったらそれでいい。
直感や感覚で生きてる人間はこんなふうでいい。
嗜好品へのこだわりが強まるとなんか求道的になってって、悪くすると「○○難民」が発生しちゃうのよね、
ワタシは「コーヒー難民」になりたくないので、
おいしいと感じたもので欲求を満足させるようにしている。。病気は少ないほうがいいに決まってる。。
ゆったりした時間と、美味しいものをいただいたので
会計をしてもらいながら、「ありがとう、美味しかったです。」と簡単に礼を述べる。
ランチにだけついてくるキッシュ、とても美味かった。。
また寄らせてもらおう。
思いつきで歩き、
市街の空き地を通る。。
何があった場所だっけ。。
地方の都市って、これからどうなるんだろう。
などと、山にばかりこもるワタシが思っても仕方のないことか。。
帰り道、急に思い出す。。
近所の商店に寄りコーヒーを買って帰る。
うちで淹れるコーヒーを切らしたままじゃ、やっぱり困るから。
おいしいブレンドコーヒーを分けてくれるカフェ、探そう。。
商店でたまたま出会った先輩に、
奥の院からなにやら送られてきたと聞いてしまった。
明日も忙しいだろうな。ぶった切りでがんばろっと。
つづく