水分補給とパン屋での話
7月15日(日)
アレルギーが出る。
とくにしごと中がひどい。
鼻水とくしゃみ。
鼻炎の症状がとまらなくなる。
きのうはあやうくお客さんが水難事故にあうところだった。。
しかし、しごと場から退けてくると、見事なほどにぴたりと止む。
職場になんらかのアレルゲンが存在するんだろうけど、
これは職場アレルギーに違いないな。。((((;゚Д゚))))いやいや、いい人ばかりですけどね。
鼻水出過ぎて脱水なんてことはないだろうけど、
少し真面目な話を。
水分補給の話です。
最近、ピーポーピーポーよく聞くけど、
この時期に多いのは、血管が詰まっちゃう病気らしい。
もちろん熱中症も増えるらしいですけどね。。
梅雨の晴れ間が特にそう。。
それまで雨雨で家の中で過ごしていた方々が、
天気をみてここぞばかりに、田んぼの作業だとか、ちょっとしたレジャーに出たりすると、
がんばり過ぎて汗をかき、水分補給を忘れちゃって、血液の粘性が少し上昇。いわゆる脱水状態ね。
すると、血液の流れが淀むもんで、小さな血の固まりができやすい、そして血管を詰まらせちゃう。
んでもって、不調を訴えて救急受診なんてパターンがあるらしい。。
どれもこれも、おそろしい病名だ。。
知ってる限り、これらの病気って大なり小なり後遺症が残るし、まったく元の状態には戻らないことが多い。
リスクファクターとして挙がるのは、ご存知の方も多いでしょうけど、
以前、SOSYUさんも言ってましたね。メタボリックシンドロームの原因、あれです。
わたしのお気に入り立石先生が最近、ぐっと男前になっておられるようですが、あれは大事なことですね。。
いわゆる死の四重奏っていうやつで、超危険なハーモニーを奏でちゃう。。
これに不整脈とか絡んでくると、ことはさらに厄介なことになるらしい。。
とくにこれから暑くなる時期、
脱水や熱中症とあわせて、とんでもないことになる人が増えるので気をつけましょう。。
若い人でも、まだまだ健康だからといって注意を怠ると大変なことになるのでご用心を。
症状の出ない微小な梗塞っていうのもあるらしいですよ。。それが積み重なると。。
これから暑いシーズンがやってきますが、
汗をかいたと思わなくても、こまめな水分補給が大事になってきます。
動物の体というやつはよく出来ているもので、環境にあわせて自然に体温調整をしようとします。
肌や呼気からは知らぬ間に水分を失う不感蒸泄というやつがあるんですが、
暑い時期はとくにこの量が多くなり、気化熱を利用して体温を下げようとするらしいです。
どんどん出て行く水分をこまめに補給してやらないと脱水→熱中症なんてことが起こりやすいです。
真夏の炎天下で、スポーツをする方なんかは特に注意が必要です。。
われわれダメなオトナはもろにそれでしょう。。
普段は無意識に不摂生をしているような連中が、(これはヒジョーにタチが悪い)
テンション上がってチャリに乗り、激しい運動で猛烈に汗をかきますからね。
とにかく水分塩分の補給を怠ってはなりません。
まさか、自分にはないだろうと思うのが、あぶないサインだとも言われます。
注意しましょう。。
パン屋の話
先日、髪を切りに行った日のこと。
髪を切った帰りに決まってすることがある。
近くのパン屋によって美味そうなパンを手当たり次第に買うのだ。
まずはサンドウィッチ。
ハムとタマゴとからしマヨネーズが見事にからまった美味いやつがある。
これは捨て置けない。かならず手に取る。
定番のチーズやベーコンが入ってるやつから、変わり種のちりめんやノリがかかってるやつ。
これらもついつい手を出してしまう。
少し味を変えて、かぼちゃあんパンや、ラムレーズン&クリームのパイなんてのも買う。
濃いめのコーヒーと合わせると、極上のおやつタイムがやってくる。
ひととおりの欲望を満たして、
ごっそりとパンの乗ったトレイをレジに持っていく。
いいおじさんがこれでもかとパンを買うので、レジ打ちのおばさんも一度目をあわせてくる。
おばちゃんもプロである。表情には出していないが、それでも、目の奥は笑っている。
わたしにはそう見えた。
さあ、会計が始まろうかいうとき、少年がひとり私のあとに並ぶ。
やっと小学校にあがったくらいだろうか。
片手に駄菓子の詰まったビニール袋をさげている。
少ない小遣いをやりくりして、いかにたくさんの菓子を買うか。
彼なりに頭を働かせた結果が詰まっていた。
袋の膨らみ具合、透けて見えるいろどりを見る限り、彼は優秀な買い物をしてきたに違いない。
レジを待とうとする間、彼はこどもらしく落ち着きがない。
レジにならぶ小物を触ってみたり、むやみに足踏みをしてみたり。
彼のトレイには、小さな揚げドーナツがひとつ乗っていた。ちょうど鈴カステラくらいの大きさ。
わたしもさっき見た1個20円のやつだ。
ごっそり大人買いをしようとしている私のあとに、そんな少年が並ぶのである。
レジのおばちゃんも、そして私も、彼にレジの順をゆずってもいい気持ちになっていた。
言葉では言わないが、お互いの目がそう言っていたと思う。
私は少年に、
ええよ。それだけじゃったら先に払いいさん。
と声をかける。
すると、
ええよ、順番じゃから待つの。
と彼が答える。
おばちゃんも言う。
ええ、ええ。先にやっちゃげよう。
すると、少年、
順番は守らんにゃいけんのよ。
と、
くそ真面目な顔をして言う。
これは少年の言うことを聞かなきゃいけない。
私の気持ちはなぜだが晴れ晴れした。
おばちゃんもおそらく同じ気持ちだったろうと思われる。そんな顔をしていた。
少年の言う通り、私が先にレジを済ませて、少年の番になる。
そりゃ、1個20円のドーナツ。
少年の手から20円がおばちゃんに渡る。
少年はそのままドーナツをつまんで店の外に駆け出す。
5秒もかかるわけがない。
私はやっと袋詰めの終わったたくさんのパンを受け取ろうかというところだった。
店の外に出てクルマに向かう私の横を少年が駆けていく。
すでに一口かじったらしい。口をもぐもぐやっている。
買い食いは行儀がわるいと叱られても、そんなことは気にしない。
うまいものはこうやって食うから学ぶこともある。
人なんて、たいていダメと言われることから覚えるもんだろう。
少年はまだ大事そうにドーナツをつまんでいた。
残りを口に放り込もうとしたところで、ポロリと地面に落としてしまった。
立ち止まった少年はとても残念そう。
私は足をとめてじっと彼の行動を見ている。
どうするのかなと思っていたら、
少年はさっとドーナツを拾い上げて、たったっと走り出し、ふうふうと砂を吹いたら、そのまま口に入れた。
何事もなかったように、駄菓子の袋をさげて、少年は駆け去った。
彼はぶかぶかのサンダルを履いていた。
私が髪を切るのは天神にあるお店。
次に髪を切りにいったときも、
またパン屋に寄り道をしようと思う。
こういうこども、最近いるかな。
つづく