大自二卒検合格
約3か月間かけて
今回は大きなミスなく走り切って一発で合格できた。
とても経済的でよろしい。
よく頑張ったな、Tちゃん。
バイクの卒業検定は一発勝負。
必然的に緊張は高まり、普段できることができなくなる。
頭の中はもつれた毛糸のようにぐしゃぐしゃになっている。
そんな試験前の緊張をどうやって克服したか。
ちょっとお教えしておこう。
まず目を閉じる。
そして、指の腹を使って瞼を押さえて眼球を軽く押し込む。
すると、目の奥のちっさな部屋に住むリトルTちゃんがびっくりして目を覚ます。
呼び出されたリトルTちゃん、慌てて部屋の外へ飛び出すと
緊張でもつれたビッグTちゃんの神経の糸をひとつひとつ手繰り寄せては、
丁寧にほどいて元あったように束ねていく。
しかしながら、検定の順が回ってくるまでのあいだに
緊張の嵐は突発的に何度も起こるので、リトルTちゃんのいーとー巻き巻きは延々と続く。
ありがとう、リトルTちゃん。
おかげでビッグTちゃんは平常心で検定を受けることができた。
再三押し込んだおかげで、ちっさな部屋がさらに狭くなったらしいので
近日中に建て替えてあげよう。
眼球を押さえ込むと見えてくる不思議な風景。
世界を見ているのは眼球ではなくて、脳が見ているのだとよくわかる。
なんの話だっけ。
そうそう、大型二輪だ。
これからは、こういう世界観でやっていくのか。
どうにも散財しないと気が済まないらしいな、Tちゃん。
人なんていつ死ぬかわからんのだから、
好きなことはできるうちにやっといたほうがいい。
すでに手に入れた愛車が
早く動かしてくれと言っている。
待ってろ、ストライカー。
ドゴドゴドルルルルン‼
低く唸るような二気筒独特の鼓動音。
エンジンサウンドが頭の中で鳴りっぱなしで、気の狂いそうな自分が心配だ。
アドレナリンが出すぎた状態で
バイクの面倒を見てくれていたおいさんと
人生初の丸亀製麺へ行った。
慣れない注文システムにものすごく焦る。緊張した。
ひとりで来れるかというと、自信がない。
おいさんと一緒に行ってよかった。
で、鶏天タルタルぶっかけを食べる。
うーん。
バイクのせいでアドレナリンが出すぎて、
何を食べても味に関心が向かない。
今度来るときは、気持ちを落ち着けて来よう。
さあ、はやいとこ免許の書き換えを済ませて、
ストライカーを走らせてやろう。
お世話になった自動車学校の先生方、本当にありがとうございました。
安全なバイクライフを楽しみたいと思います。