一本橋

バイクの免許を取るために自動車学校に通っている。

思ったよりできないことは多いのだな。

できるだろうと思っていたことは意外とできない。

自分の小ささを思い知る。


仕事が終わってからの1時間。

今日一の集中力でもって教習を受ける。

いや楽しんでいる。



普段どれだけ身体を思い通りに使えていないのかよくわかる。

全身の感覚がものすごく敏感になる。


一本橋から落ちずに走り切るためのバランス感覚を

見て聞いて驚いて何度もやってみる。

「体験」と「発見」を繰り返す。

一生懸命教わると、自分の中心が熱くなる。




それにしても

人にものを教わるというのは大切なことだ。

教わるということは

人を受け入れることだ。

これを忘れてはいけない。