ロードバイクに乗って#13 キシエリUST投入
ツー角2020やりますよ。
お盆になりました。
みなさんは、どんなお盆をお過ごしでしょうか。
今年はなんもかんも自粛で、花火やらお祭りやら賑わい事がないですから、
盛り上がりに欠ける気もします。
そんな事情とは関係なく、気温だけはぐんぐん上がっています。
今日も最高気温が36℃ですか。
感染対策もですが、暑さ対策のほうもなんとかしないと
命がどうにかなりそうな状況ですね。
やっと夏らしい空が見えるようになりました。
こういう青を待ってました。
ということで、元気に佐波川沿いを走りましょう。
脳内BGMは 山下達郎 ♪RIDE ON TIME♪
日射を遮るものもなく、路面からの照り返しもすごい。
上から紫外線、下からは遠赤外線。
いい具合に、Tちゃんの両面焼きグリルが仕上がります。
暑さから逃れたくて、どんどんスピードが上がります。
お、調子いいぞ!(だいたいこれ思うときは追い風)
いい南風が吹いていました。
だいたい30kmくらい来てから
例によってチャリを放り投げて
ざぶんと浸かります。これがたまらん。
川の水は冷たいですからね、発作を起こすかと思うほど、じーんとして
なにやらがきゅーっと縮み上がって冷えていきます。
ぶくぶくするのがやめられません。
身体が溶けていきます。
もう出たくありません。
冷水に浸かったまま、小一時間くらいすごしましたかね。
水から出ると、体が重かった~。
筋肉が思うように動きません。
冷えすぎです。
ちょい腹痛です。
なんなら頭も痛い。
くらくら。
30km走って、急激に冷やして一時間も浸かってりゃそんなことにもなるか。
走り出して5kmくらい進むと、じわっと身体が動くようになりました。
佐波川関水で水遊びをして、
距離的にもの足りなかったので
松柄峠を通って仁保に下りて、
そのまま荷卸峠を上りました午後14時。
路上の温度計で34℃の表示。
日射と照り返しを合わせるとそれ以上でしょう。
今度は暑すぎてくらくらします。
汗が目に入ります。
川で汲んでおいたボトルの水をじゃぶじゃぶ体にかけます。
ここれがぬるっ。湯だわ。
期待してたのと違う。
うっっと、冷えるのを期待してた。
まあ気温考えたら、そうなるわけがない。
あまい期待をしたオレがバカ。
しょうがないから、煮えながら
ぐつぐつ手前で止まるくらいでぐ~いぐ~いと漕ぐ。
我慢です。
しかしながら、わかる人にはわかるでしょうが、
仁保側から上る中盤から終盤にかけて、短いトンネルを抜けてからの
右手にゴルフ場を見ながら登坂車線が出現するあの直線です。
丁寧に8%とか諦め推薦の斜度表示してくれるあの区間で、
どうしたことか、吐き気がひどい。。
頭が痛い。
これはなんだ。
ピンチ。
吐きそうだ。たぶん止まると本気で吐く。それはださい。
乗りながら吐くか?いやライドオンゲロはもっとダメ。
てかそんな器用なことできない。
しかもゲロゲロしたら、動けなくなること間違いない。
峠の道端で、ロードバイクが横倒しで、
ライダーがゲロゲロして、横たわってたら...。
心優しいドライバーはこれ見たら、たぶん通報しちゃう。
ないわ~。
もう、出だしの♪RIDE ON TIME♪は完全にどっかいった。
とか、脳内つぶやき盆踊り大会やってたら、
なんか奇跡的に吐き気がひいていく。
斜度がおさまりはじめてくるのと一緒に消えていった。
峠に差し掛かるときの、あの向こうの景色がじわじわ見えてくる感じ。
仁保側から荷卸のピークを越えるところの
見晴らし良くなる景色に救いを感じるのよね~。
下りは得意なんで、もうこっちのもんです。
風が気持ちよい。
ただ、脚を回そうとすると、またゲロッパウェーブがきそうなんで
自重しておとなしく下りました。
水分補給は十分にしたつもりだったけど、
足りてないのはミネラルなんだな。
やはり夏のライドは塩がいる。
といいながら、飲んでるのは強炭酸のレモン水。
ゲロッパはともかく、スカッとしたかったのよね。
何を撮りたかった?どこにピントが合ってるんだ?の写真...。
熱にやられるとこうなるわけね。
あ~
空が青いね~。
夏はこうでないとね。
帰り道、ゆっくりゆっくり帰りました。
ツー角当日がこんな天候だったら、ちょっと萎えるな~。
キシエリUSTを使って60kmくらいのライド
感想はどうした?
ええ、率直にいうと、求めていた乗り味そのものです。
いちばん効いているのは、チューブレスタイヤでしょうね。
最初は6気圧くらいで~と店長に聞いてたけど、
気温が高かったので、前後5.5気圧くらいで乗りました。
なんて快適な乗り味でしょう。
気圧下げると重いかな~と心配したけど、
なんのことはない、タイヤのよれなんか気にならず、よ~く転がる。
それとホイールの精度がいいのね。
ほんと真円の上に乗っている感じというか、いいものを手に入れたと満足する。
あと、ステンレススポークもよく働いているのよね。
アルミスポークのような、キビキビした感じはワタシには不要だとわかりました。
荒れた路面を乗り越えると、その効果がわかる。
松柄を仁保に下ると、後半で路面ががちゃがちゃに荒れるパートがあるけど、
あそこでパンクした?みたいな気がして減速するくらい
荒れた路面をスムースに通り抜ける。
サスがついたかと思うほど、それは言い過ぎか。
しかしそれくらいの驚きはあった。
最も効果を実感したのは、乗り終えてからの疲労感。
体へのダメージが少ないのを実感しました。
キシエリUSTは、このフレームと相性がいい。
グラファイトデザイン ZANIAH
抜群の相性です。
ただでさえ暴れない、しなやかなフレーム。
しっとり、ぬるぬる進むバイクに生まれ変わりました。
ああ、これからはロングが楽になるな~。